続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

巡り巡って。

2012-04-20 06:40:13 | 日常
 今年に入ってからの《膝痛》との戦い。
 近所のクリニックの整形がしばらく休診という不運から始まった。止む無く訪ねた衣笠病院では処置なし、痛み止めの薬だけの診断。
 外出の帰りあまりの痛さに歩行困難になり、立ち止まったところが近所の接骨院。電気、超音波、膝の曲げ伸ばし・・・などの処方で一ヶ月と少し通い、刺すような痛みは無事消去。施術は終了となったけど・・・以前からの鈍痛が不安をもたげた。

 休診だったクリニックの整形が再開、とにかく至近が一番とばかりお世話になることに。レントゲンを撮ってみると、骨の隙間(軟骨?)の左右に差がある。
「片側は正常だけど、内側が5ミリ程度無くてはいけないのに3ミリ程度になっています。この状態が進行すると・・・膝関節痛としてO脚に移行します」とのこと。
「痛み止め薬と湿布、どちらにします?」と、医師。
 医師の持っている説明書を覗くと次に書いてあるのは注射・・・。
「注射でお願いします」(いろいろ口コミで聞いて回って、この処方が特効)


 なんとなく、来るべき日が来たって感じだけど、いいわ、そんなに長くない人生だもの。
「では、5回ほど打ってみましょう」と、折戸医師。

「ところで、身長体重は?」(ドキッ)
「身長は○○センチ、体重は△△です」
「××くらいだと思いました」
「アハハハ・・・(よくお分かりで)△△+2キロ=××、つまり2キロさば読んだら、どんぴしゃを言い当てられた。まぁ、いいわ。

 

『城』797。

2012-04-20 06:05:58 | カフカ覚書
そのかわりに、Kはむろん村の内部にかぎってのことだが、どこでも好きなところに行かせてもらえた。役所は、こうすることによってKを甘やかし、軟弱にしそもそもあらゆる戦いの可能性を排除し、そのかわりにKを職務外の完全に見通しのきかない、陰鬱な、奇態な生活のなかに入れてしまった。

 甘やかす/verwohnten→vorwarnen/あらかじめ警告する。
 役所/Behorden→befallen/(悲しみなどが)襲う。
 軟弱/schwachten→schwanken/揺れる(不安になる)
 奇態な/fremartige・・・外国風の、異様な。
 職務/amtlich→endlich/最後の。

☆そのかわり、むろん来世(あの世、死の世界)に限ってのことだがどこでも好きなところに行かせてもらえた。(悲しみなどが)襲う(死)とは、こうすることによってKにあらかじめ警告し不安にし、それによって、そもそもあらゆる戦いの可能性を排除し、そのために最後(本当の死)を除き、完全に見通しのきかない暗い異国風(死の世界ではない)な生活のなかに入れてしまった。