続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

潔癖症。

2012-07-08 06:40:19 | 日常
 きれい好きな人たちはホコリ(汚れ)を許さない。ほんの少し・・・指先に微かに感じる程度の汚れでも大事件のようにそれを拭う。
 義姉たち、三女のE姉さんは、退院して家に上がった途端、掃除機を持ったという。義兄が予めきれい好きな妻のため掃除をしておいたにも拘らず・・・。
 長女のR姉さんの掃除も念入りだけど、その娘であるSちゃんは更にきれい好き。水道代が水漏れを危惧されるほど使用するらしい。他人から差し出されたお茶を(不潔に感じて)飲めないほどの潔癖症。人が触ったものが触れないらしい。これは症というより病に近い。
 
 R姉さんの夫、つまりSちゃんの父親が布団の上で躓き、それがもとで寝たきりになって二ヶ月・・・介護ヘルパーさんを頼むに至ったけれど、そんなわけで大きなストレスが生じているという。


 汚れを目にしても「明日、明日がある」とつぶやきその明日が延々延びても「まぁ、いいか」と言うわたし、まったく手のつけられないだらしなさ・・・それでも何とか生きている。
 だから・・・だからは通用しないのだろうか。

 姉たちは、自分の家のホコリに関しては徹底工作だけど、他人のそれには寛容なので、わが家のそれを指摘された事はない。

 わたしの母方にも、そういうタイプのF姉がいる。F姉の家に行くと、F姉はお茶を飲むのもそこそこにあちこち拭いたり掃いたりしていて座るという事がない。あれこれいろいろ接待してくれるけど、自分はひたすら忙しく立ち働いている。潔癖症という印象はないけれど、トイレも風呂場もピカピカでどこにも塵一つなく、なにか時間によって生じる汚れと戦っているようにも見える。

 F姉いわく「外へ(働きに)出る時間なんてありえない」
 たしかに・・・。

『城』876。

2012-07-08 06:17:23 | カフカ覚書
 すると、村長は、「何もあなたをおもしろがらせるために話しているんじゃありませんよ」
「わたしがおもしろいと申しましたのは、場合によってはひとりの人間の人生を決定しかねないようなばかばかしい不手ぎわや混乱があるものだということが、いくらかわかりかけてきたからです」

 おもしろい/unterhalte→unterholz/(神話)冥府、冥界。
 不手ぎわ/umstand→unstand/疑念。
 ばかばかしい/lacherliche→Racher/復讐者。
 わかる/Einblick→Ahn blecken/先祖、ぱっと光るのが見える。

☆すると、(死への)入門は「冥界の話をしているんじゃありませんよ」
「冥界を通ったら、先祖がぱっと光るのが見えたんです。先祖の人間の人生を決定しかねないような復讐者のそのような疑念や混乱があるということが、いくらかわかりかけてきたからです」