続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

人工透析。

2012-07-09 06:42:07 | 日常
 人工透析は辛い。
 週に二回あるいは三回、設備のある病院に通い治療を受ける。小半日を要するし、体力維持も大変、カリウム摂取のタブー、水分制限の厳しさにも拘らず、栄養はむしろ過多でなければいけない。そして太ってもいけないらしい。
 その療法を受けているA氏を見かけると胸がズキンとする。亡母の透析に通った経由を思い出すから・・・。

 病がち・・・病と縁が切れなかった人生。
《大変だったなぁ》と思う。
 
 病気と闘う日々・・・病気という仕事に費やした日々。今わたしは母が亡くなった年令を超えようとしている。病気らしい病気もせずに今日あることを感謝するとともに、《もったいない》とさえ感じている。


 週に二回、三時間ほどを病院のベットで横になり、透析を受けることの辛労。耐え難い受身の人生。

 A氏は明るいから、こちらも明るく笑い返す。
 そして別れた後に、晴れぬ暗雲を抱え込んでしまう。

 人間、考えようですね。明るく過ごすA氏を応援しています。

『風の又三郎』375。

2012-07-09 06:29:14 | 宮沢賢治
 みんなも何だかその男も又三郎も気の毒なやうな、をかしながらんとした気持ちになりながら、一人づつ木からはね下りて、河原に泳ぎついて、魚を手拭につつんだり、手にもったりして、家に帰りました。

☆過(あやまち)や難(わざわい)、幽(死界)の太陽は鬼(死者の魂)の独(ひとり)である。
 化(仏が衆生を導くこと)の字(文字)が溢れている図りごとは、黙って仮の光の元に、影として御/おさめている。
 須(必要)なのは、普く衆(人々)を、化(形、性質を変えて別のものにする)への祈りである。

『城』877。

2012-07-09 06:14:16 | カフカ覚書
「いや、分かりかけて来たなどとおっしゃるが、まだちっとも分かっていらっしゃらんのです」と、村長はまじめに言った。「さらにご説明いたしましょう。

 いない/kein→kshn/小舟。
 わかる/Einblick→Ahn blecken/せんぞ、ぱっと光るのが見える。
 まじめに/ernst→arrest/禁錮。
 説明する/weitererzahlen→weiter erzahlen/長い、話をする。

☆「やはり小舟に先祖がぱっと光るのが見える」禁錮の伝説、(死への)入門は、はるかに長いお話です。