続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

「後で」に誠意はない。

2012-07-11 06:33:08 | 日常
 うちのフェンスを壊してしまった道路工事の人、
「今日は忙しいけど三日ほど後になったら直しに来るから」と言っていたけど、音沙汰なし。
 友人の車に追突したトラック運転手、
「今日は急ぐから、この電話番号に連絡して」と立ち去ったけど、無しのつぶて。
 保証人になり借金を肩代わりさせられたけど、「後で」と言ったきり行方不明。

「後で」が永遠の後であることを知るのは、ずっと後。
「後で」と気を持たせて二度と現われないのは詐欺の手口、犯罪である。

「後で」と言われて、ずっと待ち続ける恋もあるかもしれない。「後で」という時間の長さは計れない。「未来」とは微妙にズレがある。

 何か気が進まない、やる気が出ない・・・だから「後で」と、後回し。何時になっても「後で」は先延ばし。自分の中にもある「後で」、自分への裏切りである。

『城』879。

2012-07-11 05:55:15 | カフカ覚書
というのは、あの男は、どんな人間も信用しないのです。たとえば、何度もそういう機会があって信用のおける人間だということがわかっていても、つぎの機会には、まるで知らない相手であるかのように、いや、もっと正しい言いかたをしますと、まるでならず者かなんかのように、信用しないのです。

 信用しない/misstraut→misstrauer/悲しみ(特に人に死に対する)missは否定として、悲しまない。
 次の/nachsten→nachen/小舟。
 信用のおける/vertrauenswurdigsten→vertreiben/追い出す、追い払う。wurdig/尊厳ある。
 ならず者/Lumpen→Lampe/ランプ、電灯。

☆あの男(太陽神)は、悲しまないのです。、たとえば無数の(小舟の)便があって、追い払われた尊厳ある人間であることがわかっていても、次の(小船の)便ではまるで知らないかのように、すなわち、まるでランプ(灯り)かなんかのように悲しまないのです。