続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

野鳥の雛。

2012-07-15 06:50:34 | 日常
 今朝ラジオで野鳥学会の先生のお話があり、野鳥の雛は捕らえてはいけないという約束があるとのこと。
「もし、雛が危険な場所に落ちていたら、藪や繁みの中に隠してあげましょう」というアドバイス。親鳥は雛に一日300回も餌を与え、その数日間でいろいろ学習させてもいるらしい。


 かなり昔、知人の子供が雀の雛を拾って来た事があったけれど、鳥かごの中で一昼夜鳴き叫んだ後、残念な結果になってしまった。

 Yさんの娘さんが小さい頃やっぱり傷ついたツバメの雛を拾ってきたそうだけど、こちらは医者に見てもらい(野鳥だからと診察代は無料だったとのこと)、家に連れ帰って面倒をみたらしい。
 餌は買ってきて冷蔵庫の中から何匹かづつ与えたという。そのうち、ちょんちょんと進み出て、冷蔵庫の方を向き餌をねだるようになった由。
「それで?」
「それで飛べるようになったから、窓から放したわ」

 すごい話だけど、実話である。

 でも、基本的に野鳥の雛が巣から落下していても拾って持ち帰ってはいけないとのこと。(ツバメなんかは雛の死を確認すると巣の外へ落下させる、滅多に無いことだけど)

《鳥になれたら》《空を飛べたなら》・・・人は空を飛ぶことを夢想しがちである。でも、夢は夢のままで空飛ぶ鳥を飽くことなく見ている。

『城』883。

2012-07-15 06:21:54 | カフカ覚書
わたしは、ミッツィのすぐれた記憶力に助けられて、測量師を雇えと最初に発議してきたのは伯爵府のほうである、と答えてやりました。(こちらは、それがソルディーニの課とはちがう課だということを、とっくに忘れてしまっていたのです)

 ミッツィ/Mizzis→Mitte/中央、仲間。
 課/Abteilung→Abtretung/(Tod)死。
 答える/Antwort→entwerten/無価値にする。

☆わたしの仲間の抜群の記憶によれば測量師(土地のないことに気付いた人)の無価値を救済しなくてはなりません。(それは先祖の死の死であるということを、たとえずっと以前に忘れてしまっていたとしても)