続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

誠実の美。

2012-10-17 06:59:39 | 日常
 サークルの中のHAさん、見るからに優しそうで誠実な人である。
 七宝焼きのサークルであれば教室が始まる前の準備が必須、当番制になっているけれど忘れたり欠席だったりで各班三人程度だから、早朝揃うことはそれなりの事情もあって難しい。けれど、当番か否かに関わらず必ず早く顔を見せ、その準備を厭わず手伝ってくれる。その手伝い方が実に几帳面で小さな釉薬の容器(60個+α)を机の上に縦横碁盤の目のようにきっちり並べる。全てがそんな風であり、(わたしなんかは恥ずかしい限り)七宝焼きの手順や釉薬の種類などもその都度小さなノートに記入し記録している。

 子育てに関してもそんな風だったろうと想像できる話に、
「出産祝いからずっともらさず貯金してあるから、それを結婚祝いに足したの。息子は驚いて『要らない』って言ったけど、家を建てるときには受け取ったわ」と笑った。

 一事が万事・・・家の前にゴミ集積場があり、その不始末を黙って片付けているらしい。
 人の話をよく聞き、決して激高することなく静かに笑っているHAさんを見ていると、心が和む以上に尊敬してしまう。

 物を粗末にできずに、包装紙などもそっと剥がし、それをサークルで出るおやつの持ち帰り用に袋を再生して作ってきてくれる。その袋のきっちりした出来上がりは美しいといっても過言でないほど・・・。



 牛乳パック18個を使って作る例の椅子・・・(わたしはあまりにも不器用に作ったため途中で挫折そのまま処分している)。
「わたしは10個ほど作って、人にもあげたわ。孫が小さい頃一寸届かないのを見て、小さな足踏み台も作ったりしたわ」とさりげなく言ったときには驚いてしまった。


 誠実にきちんと事を成して行くことの素晴らしさ・・・出来そうで出来ない日常の煩雑。教えられることは少なくない。

『ひのきとひなげし』23。

2012-10-17 06:49:29 | 宮沢賢治
「それは失礼いたしました。椅子もございませんあがまあどうぞこちらへ。そして私共は立派になれませうか。」

 失礼はシツ・ライと読んで、悉、雷。
 椅子はイ・シと読んで、意、死。
 私共はシ・キョウと読んで、旨、教。
 立派はリツ・ハと読んで、律、把。

☆悉く雷(神なり)と、意(考える)死。
 旨(考え)を教える律(物事の基準となる決まり)を把/つかむこと。

『城』1066。

2012-10-17 06:31:57 | カフカ覚書
それに、電話のことですが、役所とほんとうに折衝しなくてはならない用事がいっぱいあるわたしのところには、ごらんのとおり、電話がありません。

 ℡Telephon→Telepathie/思念伝達。
 役所/Behord→Hord/遊牧民の群れ。
 ありません(ひとつも~がない)/kein→kahn/小舟。

☆思念伝達のことですが、遊牧民の群れとほんとうに折衝しなければならないことがあるわたしのところには小舟との思念伝達があります。