続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

メンテナンス。

2012-11-02 06:16:08 | 日常
 わたしは夫にずっと昔から「歯医者に行ってきちっと歯を治しなさいね」と忠告していたのに、「いいんだ」とばかり一向に聞く耳を持たなかった。

 挙句今では、堅いものは一切受け付けないという悲しい状態になっている。
 好物だったイカ、タコを始め、お煎餅やナッツ類・・・数え切れないほどの食べ物を拒否している。

 割り干し大根どころか切り干し大根でも嚙めないらしい。
「食感が美味しいのに」と残念に思うけれど、端から諦めモード。

 若い頃、歯医者に親知らずを抜いてもらいに行ったら「ひどい歯だなぁ」と言われたことにショックを受けて以来歯医者へは行きたくないらしい。


「何で?」と言いたい。

 
 わたしなんか・・・最低の体躯の条件・・・どこもかしこも美しさとは無縁。でもね、《身体髪膚これを父母より授く、あえて毀損せざるはそもそも孝の始めなり》って、知らないの?

 どこか傷めばすぐに医者へ行く・・・メンテナンス・・・修復。
 酷かろうと、最低であろうと、この身体で生きて行く。この身体を守ることは仕事であり、義務だと思う。

 歯の方も《8020》を秘かに目指している。いまのところすべて自分の歯だけど、ダメになるときは一気にいくらしいから用心している。かく言うわたし、明かにできない弱点が時々わたしの中で疼く。メンテナンスでは補えない痛みは各種あるらしい。

『ひのきとひなげし』39。

2012-11-02 06:06:14 | 宮沢賢治
「おゝい、お医者や、あんまり変な声を出してくれるなよ。こゝはセントジョバンニ様のお庭だからな。」ひのきが高く叫びました。
 そのとき風がザァッとやって来ました。ひのきが高く叫びました。

☆意(心)の斜(まともに対処しないで、皮肉屋遊びの態度で臨む)の偏(かたより)、障(差しさわり)を推しはかる。
 遥(さまよう)体(ありさま)の講(はなし)の教えは、字を普く頼りにして、考えを供/申し立てる。

『城』1082。

2012-11-02 05:58:43 | カフカ覚書
「あなたのお考えのなかには、ある種の真実がふくまれています」と、村長は言った。「城の発言を額面どおり受けとってはならないという点は、たしかにおっしゃるとおりです。

☆「あなたの見解には先祖のある種の真実が含まれています」と村長(死への入門)は言った。城(終末、ほんとうの死)の発言を文字通りにうけてはいけないという点ではあなたは正しい。