続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

サークル活動。

2012-11-13 06:50:07 | 日常
「七宝焼き」のサークルは昭和の時代からだから、もう二十年はとっくに超えている。

 アクセサリー作りも愉しみというより、似たような物ばかり作るのでほとんど興味を喪失している。けれど、月に一度メンバーとランチを共にし、おしゃべりに花を咲かせることが楽しみになっている。

 年月の営み・・・小学生の親だったのにいつの間にか、孫の話に・・・。
 一緒に年を重ねているという仲間意識・・・少々の凸凹も気にならなくなり、一色に染まっていく妙。希望と諦念がさざめくように胸を打つ年代。それぞれがそれぞれの支障を抱えているけれど、メンバーに会うことで、お互いの状況を確認。

 肩が凝って・・・膝が痛くて・・・(内緒だけど手術をしたの)・・・骨折捻挫・・・支障はゆっくり同年代のメンバーたちの健康を蝕んでいく。

《まだまだ・・・まだまだ》暗黙の励まし。


 負けられない思いは自分自身に向いている。自分の不具合は自分で解決するしか方法がないから、メンバーの情報に耳を傾けながら自分自身の処方を模索していく。


 耳飾りも首輪も指輪も・・・ほとんど付けることもない生活。(うっとおしいから)
 それでも、イヤリングやネックレス等を身に付けて、元気に楽しい老いをエンジョイしないと、本当の老いがあの世へと背を押すかもしれない。一期一会・・・今日の日を大事にしたい。

 サークル活動は退屈な日常のアクセントである。この日を無事に迎えるために健康に留意しているかもしれないのだから。

『城』1093。

2012-11-13 05:33:15 | カフカ覚書
夫人は、あいかわらず良人に寄りそって腰をかけ、夢みごこちでクラムの手紙をもてあそびながら、折り紙の舟などをこしらえていたが、Kは、あわててそれをとりあげた。「脚のやつが、またひどく痛んできたよ。湿布をとりかえなくちゃならんね」

 夢/traum→trauer/悲しみ。
 小舟/schiffchen→schlafchen/まどろみ、仮睡。
 驚いて/schrochken→schroffen/拒否的に、そっけなく。
 ひどく/sehr→Seher/予言者。
 湿布/Umschlag・・・急変、一変。

☆あいかわらずまだ住んでいることに苦しめられていたが、悲しみを解決するクラム(氏族)の電光の精神とともに先祖はまどろみの中にいた。Kはそっけなく(拒否的)に受け入れた。「再び予言者の苦痛を受け止め、改革一変をしなければならない」