続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

冬の到来。

2012-11-23 06:53:41 | 日常
 温暖な地域に居住しているせいか、冬にはさほど抵抗がない。(太っているせいかもしれない・・・)
 晩秋の空気は一年を通して一番好きだし、むしろ少し浮き浮きしてしまうくらいで、雪がちらついたりすれば小さく歓喜の声をあげてしまう。


 ところがそうでない人も多いのか、家族などは寒がりで冬は辛い季節らしい。
「コタツ、炬燵、ストーブ、ストーブ」と叫んで(無言だけど、そう聞こえる)、他の言葉を知らないのかと思うほどの怯えよう。(寒いことがそんなに怖いか?)こっちはおかしくてたまらないけれど、体質もあるし、風邪でもひかれたらと思い、ストーブを点けっぱなしにすることをかろうじて許している(?)

「何で窓を開けるんだ?」などと怒るけど、わたしにすれば換気のほうが暖房などという贅沢よりずっと肝心なのである。

 真夏に次男が発した言葉
「夏はなんて温かいんだ」
(ギョギョッ!)びっくり!!


 韓ドラでもよく雪が降っている。けれど・・・韓国から嫁に来た人は言った。
「こっち(日本)は寒くて仕方がない。向こう(韓国)はオンドルだし、窓(二重)も壁も厚い。日本の建物は薄い(貧弱?)」と嘆いていた。

 そういえば・・・そう。


 窓を開けたまま寝てしまって、眼を覚ましたら外は雪が降っていたこともあるくらいの鈍感なわたしも、そろそろ・・・寒さなんて平気とも言っていられない身体的条件の下降。

 笑った家族に笑い返されないうちに「冬は暖かくするのが一番」と自ら先手を打って心地よく冬を過ごしたい。

『洞熊学校を卒業した三人』14。

2012-11-23 06:39:44 | 宮沢賢治
 あんまりひもじくてからだの中にはもう糸もない位であった。けれども蜘蛛は
「いまに見ろ、いまに見ろ」と云ひながら、一生けん命糸をたぐり出して、やっと小さな二銭銅貨位の網をかけた。そして枝のかげにかくれてひとばん眼をひからして網をのぞいてゐた。

☆衷(心の中)の死への意(思い)。
 千(たくさん)の衆(人々)の幻が現われ運/めぐる宇宙の星の妙(不思議)。
 死を推しはかり、象(目に見える形)で示し、宣(広く知らせる)道(物事の道筋)の意(考え)は、猛(強く烈しい)。
 詞(言葉)に含まれる望(願い)がある。

『城』1103。

2012-11-23 06:13:27 | カフカ覚書
ベッドはこちらからは台所全体を見わたせて、女中たちの仕事を監視できるような位置においてあった。これに反して、台所からは、仕切り部屋がほとんど見えない。仕切り部屋は、暗くて、白と赤の寝具が、ほんのりとうかんで見えるだけだった。

 ベッド/Bett→Wett/~とは縁が切れている。
 仕事/Arbeit→Alibi/現場不在。
 仕切り/Verschlag→Schlag/打撃。
 ほとんど/kanm→Kahn/小舟。
 白と赤の/weissrote→weiss rote/白い(無)、群れ(幽霊)。

☆縁が切れていることをあげ、教会全体を見、権力は現場不在を監視できるようになっていた。これに反して教会からは衝撃の小舟は見えない。衝撃の食(ハロー、死への入口)は、無の群れ(幽霊)とは縁が切れていて、先祖の前方を仄かに光らせているいるだけだった。