続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ため息。

2013-01-10 06:53:18 | 日常
 Aちゃんから年賀状の返信が届いた。Aちゃんには軽度の障害がある(らしい)。

 両親は80才を越えたころから(もしものとき)を想定して家を売り、管理のしやすい小さな家を建てて転居して行った。
 Aちゃんは短大も出ており普通に見える、普通にやっていかれると思うけれど、他の兄や姉に比べ・・・いえ、一般的に見てと悲観する。作業所に通うくらいだから否定も出来ない。


 数年前、スーパーで会ったとき、「おばさんに話がある」と近くでお茶を飲んだことがある。
「わたしは結婚もして独立したいけど、親が面倒を見すぎて、わたしには何もさせてくれない。将来が見えないの」とこぼした。


 友人にそのことを話すと「そう、そんなことを言ったの。実はあのスーパーでも問題を起して今は出入り禁止になっているの」と驚くべきことを言った。


 傍から見ているだけでは分からない深刻な事情があるのかもしれない。
 そんなこともあって、転居して行ってしまった。その後、Aちゃんから年賀状をもらい、今年も返信が届いた。ただ住所を見て頭を傾げてしまった。新築して転居していったはずの住所ではなく・・・B町の住所。

 友人にそのことを告げると「そう、また引っ越したらしいの。それも再び家を新築して・・・」
(お金には不自由していないのね)


《少し変わっている》そういう人はたくさんいる。そういう人を地域の人は連帯してわが事と受け入れるべきであって、排他的な素振りは品性下劣としか思えない。
 
 人としての品格、美しく在るという生き方をしたい。

 再びの転居を余儀なくされた事情を思うと、ため息が出て辛い。

『洞熊学校を卒業した三人』59。

2013-01-10 06:43:00 | 宮沢賢治
(虫けら院)の名誉議員になってくもが何か云ったときふうと息だけついて返事してやろうと云ってゐた。ところがこのころからなめくぢの評判はどうもよくなくなりました。

☆冥(死後の世界)を予め欺(読者をあざむいて)隠している。
 化(形、性質を変えて別のものになる)運(めぐりあわせ)、即ち、変(変化する)字の薀(奥義)である。
 表れるのは半(二つに分けた一方)である。

『城』1149。

2013-01-10 06:25:56 | カフカ覚書
「気も遠くなるような貞節ぶりですって!」と、お内儀は、おうむがえしにかみついた。「いったい、これが貞節というものですか。わたしは、良人にたいしては貞節を守っていますー

 貞節ぶり/Treue→Trauer/悲哀、悲しさ。
 おうむがえし/holte→Holl/地獄、冥土、隠れ場。
 かみつく/grollend・・・Groll/怨恨、憎悪。

☆「驚くべき悲哀!」再度の冥土をお内儀(監視、親衛隊)は恨んだ。
 「悲哀というもの。悲哀をわたしは人として感じますー