続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

緊張感。

2014-01-25 07:04:12 | 日常
 束縛の希薄な自由な毎日、緊張感の欠片もない。

 胸に去来する諦念。終末、黄昏、巡りくる春はないという寂寞。

 このまま老いていいのだろうか・・・。

 先日「手工芸品展」の会場で、
「先生、いつまでもお綺麗ですね」とわたしが声を掛けると、
「わたくし今年の一月に、87才になりました」と、わがサークルの講師は言った。
 傍らにいた数人から「ホォーッ」と声なき声が上がり、
「わたしの二つ上です」と洩らした婦人を見て、歴然とした差異に内心驚愕してしまった。
 普通に、ごくナチュラルに年を重ねた婦人と、常にお洒落に気を配ってきた我が講師との、華やかさの違い・・・。

 化粧を落とし、同じような着衣に身を包んだなら、大した相違はないのかもしれない。
 
 家庭内の円満や家族への気配りに邁進したであろう人の清々しい笑顔と、戦うほどの熱意を持ってお洒落に邁進したであろう人には、相違がある。


 もとよりだらしない人間であるわたしに、《どちらが》などと言うおこがましい意見はあるはずもないけれど、お洒落を忘れた緊張感のない生活に甘んじてはいけないと、チクリ。

『ポラーノの広場』220。

2014-01-25 06:47:15 | 宮沢賢治
     一九二七年六月廿九日
   第十八等官 レネーオ キュースト殿
とあったのです。


☆逸(かくれている)句(ことば)は、普く死地への念(思い)をである。
 録(文字に書き記す)は二重に句(言葉)を化(形、性質を変えて別のものになる)にしている。
 題(テーマ)は、等(平等)な永遠で当(あるべき)と感じ、伝えている。

『城』1515。

2014-01-25 06:33:02 | カフカ覚書
こちらが教えてやったことをいいかげんに変えてしまっては、間違ったことを教えられたと言いたてるのです。わたしは、クラムに会ってもらえる見込みなんかまったくないと、まえから言ってやっているし、きょうだって言ってやりましたし、しょっちゅう言っているんです。それで見込みがないんだから、この調書に応じたからといって見込みができるわけないでしょうよ。

 ~ない/keine→khan/小舟。
 クラム/Klamm→klan/氏族。

☆彼に知らせたことを虚偽の情報にし、虚偽の情報に立ち向かうなどと主張するのです。わたしはまえからいつも言っているし、現今でも言っている。クラム(氏族)を迎え入れる見込みは非常に少ないと。小舟を渡されたときには、この記録を通しても見込みはありません。