続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

大根レシピ。

2014-12-11 06:41:07 | 日常
 冬になると大根が美味しい。
 けれど、そんなに沢山食べるというほどでもなく、刺身のツマや味噌汁または納豆にすりおろしたり煮物にと、一本を使い切るだけでも大変である。

 ところが三浦は大根の産地、三浦に住む義姉が(規格外だけど)といって持ち込む大根の本数が普通に食べる量をはるかに超えてている。どうしたものかと思っているうち、近所の人にレシピを教えてもらったので、毎年同じように浸けている。
 大根10キロ、塩2合、ザラメ1.2キロ、酢500cc、重し5キロ

 クックパットなどで見ると、漬け汁は一度沸騰させて冷まして漬け込む方法が一般的。でも温暖な地域とはいえ、冬なのでそのまま浸けている。今年は柚子を沢山頂いたのでそれも一緒に漬け込んでみた。
(以前教えてもらったレシピは、焼酎とお砂糖、塩、レモンに漬け込むというもの。すごく美味しかったけど、分量を思い出せず作らずじまい)

 
 大根干しの風景には郷愁がある。
 割り干しも切干も美味しい。でも大量となると気分もずっしり。
「大根はね、冷凍してから煮るといいの」と教えられている。余った分は冷凍にして、鰤でも買ってこようか。昔は鰤のアラで煮たのに、TVなどを見ると切り身を使っている。ゴミは出ないし食べやすいし、見た目もきれい。アラを敬遠しつつある昨今ではあるけれど・・・以前アラを求めたら「困った時はお互い様だ!」と言って二盛りも入れてくれた魚屋さんがある。いまはビルに立替え、接骨院になってしまった。

 大根も三浦大根から青首大根へと変っている。需要と供給・・・町の風景も変貌している。皮を剝くだけでも大変な大量の大根に苦慮したことなど、(夢だったのだ)と思う日が来るかもしれない。ごくわずかづつ並べられた仕出しのお弁当に一切れの大根を箸にとり、遠い眼差しを行方も知らぬ彼方に投げかける日が来ないとも限らない。

 漬物桶の蓋を押して水が上がるのを待っている。(こんな風な日常こそが至福なのだとつぶやきながら)

『まなづるとダァリヤ』3。

2014-12-11 06:28:24 | 宮沢賢治
 風が南からあばれて来て、木にもは何も大きな雨のつぶを叩きつけ、岡野小さな栗の木からさへ、青いいがや小枝をむしってけたたましく笑って行く中で、この立派な三本のダァリヤの花は、詞づかにからだをゆすりながら、かへっていつもよりかゞやいて見えて居りました。


☆普く納める雷(神なり)を黙って化(形、性質を変えて別のものになる)という題(テーマ)で迂(遠回り)に構(くみたて)究(つきつめている)。
 照(普く光があたる=平等)の律(きまり)を黙って章(文章)に唱(となえている)。
 死は照(普く光があたる=平等)という考えを注(書き記す)。
 律(きまり)を把(つかみ)、散(ばらばらにして)翻(形を変えて作り直す)と、果(予想した通り)に現れる意(考え)がある。

『城』1821。

2014-12-11 06:13:08 | カフカ覚書
母親にくらべると、父親の価値はあきらかに低いらしかった。ともかく、家庭生活のことをどんなに訊きだそうとしても、そういう質問にはいっさい答えてくれなかった。


☆母親にくらべると、父親のほうは明らかに氏族だった。ともかく氏族の活動のことをどんなに訊きだそうとしても、そういうことには答えようとしなかった。