【柴田先生の授業】
「岩相層序区分についてお話します。地層累重の法則、当たり前のことですが、上側の地層ほど新しいということです。岩相(岩石の種類)層序(地層を区分したもの)は、層群層(層をまとめたもの)・部層(特徴があれば)・単層に分けられ、礫(2ミリ以下)砂(2ミリ以上)泥(16分の1ミリより小さい)その上に石灰岩、火山灰、砂という風に描かれた図を柱状図といいます。サンプリングで刳り抜くと、古地磁極が判明します。
模式地は最もよく露出した場所のことですが最近では宅地開発のため見ることの出来る所が減っています。地質図は地層や岩石の分布図のことです。
三浦半島には逗子層、横須賀層、葉山層群、走水礫部層、矢部層(衣笠町、立石、大矢部、小矢部)/凝灰岩(火山灰が固まってできたものです)三浦層群、三崎層(三崎西浜/黒いのは凝灰岩、白い所は泥岩です)、三浦郡初声層/凝灰岩の斜交層理、三浦層群、池子層/神武寺駅北東、凝灰岩/鷹取山、上総層群、浦郷層、野島層、大船層、小柴中里層、浜層、夏島。横須賀層(大津砂泥層)、走水礫部層(横須賀双葉)などがあります。
「生層序は化石帯(バイオゾーン)に基づき、象化石、アンモナイト、石灰岩、ナノ化石(CN2)、放散虫化石(RN5)などで調べます。動物プランクトンなどは珪質の殻を持っていることで調べます」
「古地磁気層序には正磁極期と逆磁極期があり、マグマが固まる時自然に北を向く鉱物(磁鉄鉱)などで分かります。(兵庫県の玄武洞には地球磁場が反対になっている所が見られます)これは500万年前まで測れます」
「年代を測るにはカリウム・アルゴン法というものがあり、噴火するとアルゴンは気体ですから出ていきますが、カリウムは時間が経つと放射線を出し他の元素に変るという特質があります。100あるKが50になるのは12.5億年と決まっている事から推定します。
溶岩の中にはKだけが流れて固まり→Arに変ります。アルゴンとカリウムの量を測れば固まってからの時間を測ることが出来るというわけです。(ちなみに縄文時代は新しいので測れません)三浦半島は2000万年前の地層です。
また放射線炭素年代測定法では、C(炭素)がN(窒素)に変る半減期が5730年と決まっています。骨や貝の殻や木片はそのものが死滅した後、Cが減っていく割合を量ることで年代が分かります。(ちなみに5万年より前のもの)
フィッショントラック法(FT法)というのは結晶(ジルコン)の傷の数で調べる方法です。マグマが固まった時点では無傷なのですが時間経過と共にウランの自然核分裂により傷ができるのです。
「地質年代表は地球の歴史をもとに区分した年代に、絶対年代を入れてまとめたものです。(MA/million yearz ago)
地球は地軸に傾きがあるので太陽からの熱も少しづつですが、何万年かの周期で変ります。(太陽の廻りは10万年周期くらいで変り、地球の自転は1,8万年周期で変る。
先カンブリア時代は無生物の時代で化石は出てこないので測定は出来ません。古生代は三葉虫、中生代はアンモナイト、新生代は恐竜の化石などで測定します。(図にある±○○は誤差の記入)バイオゾーンによってその順番を積み上げ表にまとめたものが地質年代表です。
ちなみにわたしの住む大矢部は矢部層であり、第三紀・中生代の中期に出来たものらしい。遥か昔過ぎてイメージできないけれど地球の話は溶岩・岩の歴史でもある。
「岩相層序区分についてお話します。地層累重の法則、当たり前のことですが、上側の地層ほど新しいということです。岩相(岩石の種類)層序(地層を区分したもの)は、層群層(層をまとめたもの)・部層(特徴があれば)・単層に分けられ、礫(2ミリ以下)砂(2ミリ以上)泥(16分の1ミリより小さい)その上に石灰岩、火山灰、砂という風に描かれた図を柱状図といいます。サンプリングで刳り抜くと、古地磁極が判明します。
模式地は最もよく露出した場所のことですが最近では宅地開発のため見ることの出来る所が減っています。地質図は地層や岩石の分布図のことです。
三浦半島には逗子層、横須賀層、葉山層群、走水礫部層、矢部層(衣笠町、立石、大矢部、小矢部)/凝灰岩(火山灰が固まってできたものです)三浦層群、三崎層(三崎西浜/黒いのは凝灰岩、白い所は泥岩です)、三浦郡初声層/凝灰岩の斜交層理、三浦層群、池子層/神武寺駅北東、凝灰岩/鷹取山、上総層群、浦郷層、野島層、大船層、小柴中里層、浜層、夏島。横須賀層(大津砂泥層)、走水礫部層(横須賀双葉)などがあります。
「生層序は化石帯(バイオゾーン)に基づき、象化石、アンモナイト、石灰岩、ナノ化石(CN2)、放散虫化石(RN5)などで調べます。動物プランクトンなどは珪質の殻を持っていることで調べます」
「古地磁気層序には正磁極期と逆磁極期があり、マグマが固まる時自然に北を向く鉱物(磁鉄鉱)などで分かります。(兵庫県の玄武洞には地球磁場が反対になっている所が見られます)これは500万年前まで測れます」
「年代を測るにはカリウム・アルゴン法というものがあり、噴火するとアルゴンは気体ですから出ていきますが、カリウムは時間が経つと放射線を出し他の元素に変るという特質があります。100あるKが50になるのは12.5億年と決まっている事から推定します。
溶岩の中にはKだけが流れて固まり→Arに変ります。アルゴンとカリウムの量を測れば固まってからの時間を測ることが出来るというわけです。(ちなみに縄文時代は新しいので測れません)三浦半島は2000万年前の地層です。
また放射線炭素年代測定法では、C(炭素)がN(窒素)に変る半減期が5730年と決まっています。骨や貝の殻や木片はそのものが死滅した後、Cが減っていく割合を量ることで年代が分かります。(ちなみに5万年より前のもの)
フィッショントラック法(FT法)というのは結晶(ジルコン)の傷の数で調べる方法です。マグマが固まった時点では無傷なのですが時間経過と共にウランの自然核分裂により傷ができるのです。
「地質年代表は地球の歴史をもとに区分した年代に、絶対年代を入れてまとめたものです。(MA/million yearz ago)
地球は地軸に傾きがあるので太陽からの熱も少しづつですが、何万年かの周期で変ります。(太陽の廻りは10万年周期くらいで変り、地球の自転は1,8万年周期で変る。
先カンブリア時代は無生物の時代で化石は出てこないので測定は出来ません。古生代は三葉虫、中生代はアンモナイト、新生代は恐竜の化石などで測定します。(図にある±○○は誤差の記入)バイオゾーンによってその順番を積み上げ表にまとめたものが地質年代表です。
ちなみにわたしの住む大矢部は矢部層であり、第三紀・中生代の中期に出来たものらしい。遥か昔過ぎてイメージできないけれど地球の話は溶岩・岩の歴史でもある。