続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

今朝の星。

2014-12-22 06:43:52 | 日常
 今朝、5時半くらいに眺めた空の美しかったこと。南中の大きく輝いていた星は木星だろうか。電線が邪魔をしてよく分からなかったけれど、空はかすかに青白んでいるものの、こぼれるような星の美観にうっとり。

♪木枯らし途絶えて さゆる空より オリオン瞬く 星座はめぐる♪

 冬の星座・・・と言っても今朝見たのだから~。

 暮れるのが早い冬の空・・・帰りを急ぎながら仰ぐとオリオンの三ツ星が頭上に。子供の頃から馴染みの三ツ星を見ると故知らず郷愁に誘われる。空漠とした思い、どこか遠くへの茫洋とした憧れである。

 星座早見表はいつも手元にある、あるけれど確認をすることもなく、ぐるぐると回して部屋の中で遊んでいる。一致という感覚がどうも巧く自分の中でなじめない。
 凍るような漆黒の闇に冷たく光る星、遮るもののない直線的な距離にいて、何万光年もの凡そはかり知れない彼方を思い震撼とする。

 
 昨夜ヤフオクの縮緬を含む古布が欲しくて、よほど息子に電話をして頼もうかと迷ったことなど、《どうでも良かった》のだと星が笑っている。
 諸欲を流す星の瞬きである。

『まなづるとダァリヤ』11。

2014-12-22 06:27:57 | 宮沢賢治
「ピートリリ、ピートリリ。」と鳴いて、その星あかりの下を、まなづるの黒い影がかけて行きました。

 鳴いてはメイと読んで、冥。
 星あかりはショウと読んで、照。
 下をはカと読んで、和。
 黒いはコクと読んで、告。
 影はエイと読んで、永。
 行きましたはコウと読んで、講。


☆冥(あの世)の照(あまねく光があたる=平等)で、和(なかよくする、争いを収める)を告げる永(とこしえ)の講(はなし)である。

『城』1829。

2014-12-22 06:16:33 | カフカ覚書
あんなのは、あっさり黙殺してやるし、自分にはほとんどどうだっていいのさ。それに、近いうちにあんな先生の顔なんか見ないですむところへ行ける見込みがある。


☆あんなのは、あっさり黙殺してやるし、荒地には無関心だし、空疎な予言者なんかからは完全に逃れることが出来ると思う。