続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

年の暮れ。

2014-12-29 06:03:27 | 日常
 暮れていく・・・年の終わりは不思議にそんな感じがする。終息・・・収束だろうか。全てに区切りをつけ31日の夜には白紙に戻して除夜の鐘を聞く。もちろんそんなに事がうまく運ぶ筈もなく、やりきれなかったことには蓋をし、目を瞑る。

 正しい年の暮れの過ごし方と言うものがあるのだろうか。家中を清掃しお金の出し入れを清算し、お正月に備えてご馳走をこしらえる・・・無事に年を越せることを神さまに感謝し、新しい年をお迎えする。
 仮に何もしなくても、新しい年は誰のところにも並べてやってくる。実証済みのわたし・・・取り立てて何をするでもなく年の瀬を過ごしている。
 何となく年の暮れらしく、いかにもという風に、埃を払っている。
 友人に「大掃除はするの?」と聞いたら、
「もちろんよ、常々忙しくしていて、家の事にまで手が廻らない生活をしているから」と、当然といった顔で答えてくれた。

 大掃除ムードに煽られてそれらしい恰好をするけれど、老眼鏡をかけてびっくり!(こんな所にも埃、ではあんな所にも・・・)ため息。


 妹が貧しい暮らしの姉を心配して昨年同様どこぞの御節を取り寄せてくれるとの一報が入っている。切ないようなありがたいような・・・出来の悪い姉である。

 年の暮れ、一陣の風に吹かれて孤独を装って立っているわたし。来年はどんな年になるのかな・・・しっかり歩けるわたしでありたい。
 お墓参りと年越しそば・・・まだまだ忘れてはいけない用事も残っている。

『まなづるとダァリヤ』17。

2014-12-29 05:51:41 | 宮沢賢治
 いちめんのきら星の下を、もじゃもじゃのまなづるがあわたゞしく飛んで過ぎました。
「まなづるさん。あたしかなり光ってゐない?」
「ずいぶん光ってゐますね。」

 星はショウと読んで、章。
 下はゲと読んで、解。
 飛んではヒと読んで、秘。
 過ぎましたはカと読んで、化。
 光ってはコウと読んで、考。
 光ってはコウと読んで、講。


☆章(文章)を解(部分部分にわけ)秘(人に見せないように隠した)化(形、性質をかえて別のものにする)の考えの講(はなし)である。

『城』1835。

2014-12-29 05:42:50 | カフカ覚書
ところが、学校であなたを見つけたものですから、母に報告できるように、あなたに話かけなくてはならないとおもったのです。と言いますのは、母ははっきり命令しなくても自分の願いごとをかなえてもらえるのが大好きなんです。


☆ただ罪過を見出したものですから、母に報告できるようにあなたに呼びかけなくてはならないと思ったのです。母は厳然たる命令がなくとも望みを叶えることができる最愛の人なのです。