続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

母の心配。

2015-02-09 06:39:18 | 日常
 息子から「これから行ってもいい?」と、電話があったのは先々週の土曜日。
「もちろん、待っているよ」とわたし。

「電車に乗ろうと思ったら、急に胸だか胃だかが痛くなって乗れなくなっちゃったんだよ。で、近くのクリニックへ急行。『風邪の徴候だか神経の方だかよく分からないので。再度受診してもらうように』って言われて、近所の診療所で診てもらったんだけど、『今、インフルエンザの薬が切れてしまっているので午後もう一度来て下さい』って。ただでも具合が悪いのに雪の中二度の外出、そう言うわけで会社は休んだんだけどね」と、青白い顔で言われた時は、聞いているわたしの方が動悸でパクパク。

 お嫁さんは三人目のお産で郷里に帰っているので、息子は一月半の一人暮らし。
「一人だからさ、深夜まで仕事をして、土日も出て・・・食べるもんは居酒屋だったから・・・仕事から来るストレスとかいろいろ重なったんだな」という。
 青白い顔、弱々しい声・・・。

 月曜日はスマホで調べて再度受診。戻るかと思ったら、そのまま会社へ。一週間ほどの滞在中、少し遅めに出勤し帰宅は定時。日増しに表情が明るくなった息子は「大丈夫かもしれない」と、つぶやいていた。

 もしや血管が詰まったのではないかなど、いろいろ詮索。「でも会社での健康診断に異常はなかったから」というので、やっぱり不規則と心労がネックになったのではないかと推測。
 三十六歳、働き盛り・・・でも、無理しないで。

「人生は、思っているより長い。お母さんも忙しすぎて、長生きは出来ないと覚悟していたくらいだったのに、まだ生きているからね。長いスパンで人生のプランを立てて、そのためには健康には十分注意をしなくてはいけないよ。」と言い、「酒煙草は控えめに」と言うのが精一杯。

 回復したかに見えたものの、心配は尽きない。先週の土曜日、妻子を迎えに静岡は菊川に向かった。昨日夕刻電話をしたら、家族全員無事相模原の家に到着したとのこと。

 思いがけずに襲った心痛・・・転じて吉になるように! 警告を受けたと思って十分身体には留意して下さい。(警告で済んだことは、むしろ奇跡、幸運だと思って身体を大切にしなさい。これは注意でなくて、命令です)

『冬のスケッチ』20。

2015-02-09 06:32:15 | 宮沢賢治

  九時六分のかけ時計
  その青白き盤面に
  にはかにも
  天の栄光そゝぎきたれり


☆究(つきつめる)弐(二つ)を録(文字に書き記す)文(文章)は、字で継(つなぐ)。
 章(文章)は、番(代わる代わる)綿(細く長く続く)。
 転(ひっくり返して)営(こしらえる)講(はなし)である。

『城』1874。

2015-02-09 06:19:11 | カフカ覚書
だから、Kが村に到着したことは、彼にとって歓迎すべき事柄だったに違いない。むろん、最初に会ったときの無愛想な応対ぶりと言い、ハンスから聞いたKにたいする嫌悪と言い、これは理解に苦しむことではある。


☆Kの到着はブルーンスヴィック(種族を屈服させるもの)にとって歓迎すべきことだったに違いない。むろん、たしかに最初の日は腹立たしく嫌悪を抱いたが、荒涼とした所(荒地)は理解しがたいとハンス(団体)は言った。