続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

すごいわ!!

2015-02-18 06:42:33 | 日常
 昨日は霙チラつく酷寒の雨模様。
 すでに夕刻になった講座の帰り、寒さも一段ときびしい状況のなか衣笠で買い物をしてバス停で立っていると、こちらに向かって手を振り近づいて来た人がいた。
「大きなマスクと眼鏡でしょ、髪はぼさぼさだし、分からないわよね」と、笑ったのはAさん。
「どちらへ?」とわたし。
「図書館に予約してあった本が届いたから」という。
「何もこんな寒い日でなくても一週間は猶予があるでしょう」というと、
「今すぐ読みたかったの」と。
「で、どんな本?」
「サルトルの『嘔吐』、サルトルやボーヴォワールを読んでいてこれは是非読まなくっちゃって」「・・・」

 あなたすごいわ!わたしより4つばかり年上のAさん、71才か72才(まあ、年齢は関係ないと思うけど、それにしても・・・)
 Kさんが言っていた学識ある人が惚れるわけだわ。(ああ、納得)

「大きなマスクでしょ、風邪でも花粉症でもないの。ほら絆創膏・・・これね、皮フ科でそばかす(ほくろ?)を取ってもらった痕なの。今回は三箇所と、手の方も」と言ってその箇所を指差して見せた。
「ああ、レーザーでね、でもパチッパチッて痛いらしいじゃない」
「そうなの、デモね」と笑った。
 何もしなくても十分美しいのに・・・そうね、がんばりましょうね。色気をなくしたらお終いですものね。(まあわたしの場合、食い気に押されるばかりですけど)


 酷寒と思われる荒天の中「サルトル」が読みたくてバスに乗って出かけたあなたはスゴイ人!
(でも、他人の話はいいのね。わたしはバックの中の作りたてホヤホヤの「おひなさまのちいさな一本飾り」お見せしたかったんですけどねぇ)

『おひなさまのちいさな一本かざり』③

2015-02-18 06:32:45 | 今日の一枚。
 三回目にて完成、可愛らしい一本飾り、出来た途端にみんなそれぞれ歓声!
 最後に手違いがあって少々手間取ったけど、「うれし~い♪」

 田中光代先生、アシスタントの石渡さん、鈴木さん、コミュニティセンターの方々、大変お世話になりました。特に先生のご苦労は大変なものだったと思います。ほんとうに、本当にありがとうございました。

『冬のスケッチ』29。

2015-02-18 06:21:39 | 宮沢賢治
   夏油の川は岩ほりて
   浅黄の波を鳴らしたり
   雑木と雪のうすけぶり
   ましろき波を鳴らしたり


☆仮に喩(たとえる)千(たくさん)の含(内に含みを持つこと)がある。閃(ひらめく)考えを把(つかみとり)、迷いながら造(こしらえる)。
 黙した説(はなし)を把(つかみとること)を、命じる。

『城』1883。

2015-02-18 06:13:54 | カフカ覚書
フリーダは、それまではまったくべつの考えごとに耽ったようにすわったままでいたのだが、このときやっとまた話の仲間入りをしだしたのである。


☆フリーダ(平和)とともに、やはり先祖である子孫とおしゃべりをした。長いこと、いかに死すべきかという考えに耽っていたので、今再びこの会話に関与し始めたのである。