続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

画材屋。

2015-02-25 06:55:24 | 日常
 絵画材料を売るお店がポツリポツリと消えていく。
「えっ、あのお店も絵の具は売らないんですか?」
「そう、額だけを扱うということらしいです。次々兄姉を亡くされてしまいましたから・・・」
「・・・」

 専門店が街から消えていく。
「だいたい油絵を描く人が激減していますから」と某店主。
「・・・」時代遅れ、かつてあれほど長い時代を制した油絵は魅力を失くしのだろうか。確かに美術という分野は美術という範疇さえ超えている。まして油絵の具を必須アイテムとして使用するなんていうのは・・・古いのだろうか。

 今さらながらに唖然としている。
 そうか、古い手法に固執して表現するなんて・・・否、否、油絵の具は一つの選択であって新旧の問題ではないかもしれない。

 アクリル、ガッシュ、コンプレッサー(吹きつけ手法)そして立体、野外・・・。ああ、今さらながらに表現の自由が拡がっていることに気づくなんて!

 絵画材料を販売するって、鉄やアルミ・木材・アクリル、ありとあらゆる素材が使用されている昨今、ただでも少なかった街の絵の具屋さんが消えていく現状に納得がいく。


 表現方法も、販売方法も変化している。「アマゾンなんて、よく分からないわ」なんて言っていると、何も手に入らない時代が来るかもしれない。

『冬のスケッチ』36。

2015-02-25 06:48:04 | 宮沢賢治
   わがもとむるはまことのことば
   雨の中なる真言なり
   あめにぬれ 停車場の扉をひらきしに
   風またしとゞ吹き出でて
   雲さへちぎりおとされぬ


☆有(存在)の宙(宇宙)に神(不思議な力を持つもの)が現れる。
 帝(最高の神)の赦(罪や過ちを許す)は常に秘(奥深くてはかり知れない)であり、封(とじている)。
 推しはかることを遂(やりとげる)運(めぐりあわせ)である。

『城』1890。

2015-02-25 06:24:38 | カフカ覚書
それは、この弟の将来は彼自身の将来、まだ一介のこわっぱにすぎない彼自身の将来よりもはるかに洋々たるひろがりをもっている、と考えているという点である。


☆これは特に子孫の昔の嘆き(苦痛の訴え)であった。この願いは不変であって、ハンス(国/団体)はKを氏族の少年のように見ているが、先祖の新しい未来は彼自身の未来よりも洋々たる広がりを持っていると思った。