〔柴田先生の授業〕
「わたしの主な研究対象は地層調査です。地層調査はどんな方法で行われるかをお話したいと思いますが、言ってみれば地道な作業の積み重ねです。
クリノメーターは必携で、これによって地層の走行・傾斜の計測をします。それを地形図に記号を用いて記入していきます。地層の上下は級化層理(下から上に向って粒度が小さくなる構造)で判定します。自分の立ち位置を基点に地層面に平衡にクリノメーターを置きます。
走行は必ず北から図り、「N40°E」と書けば、北から40°東にずれているということです。
その際、傾斜方向と角度も、たとえば「北から50°西向き・傾斜37°北傾斜」というように記号で書き入れます。
級化層理というのは重い物から先に沈みますから(砂岩・礫岩・泥岩)ということが判定の基準になります。砕屑物・砕層岩は、粒の粗いものはシルトといい、細かい物は粘土と呼びます。
地層は水の中で出来ますが、火山の噴火による火山灰によっても出来ます。
なおこれらをまとめたものがルートマップであり、地層の走行・傾斜や岩層などが記号によって判明します。地層の垂直的な重なりを柱として図示したものを地質柱状図といいます。このことにより、例えば古代三紀石城層〔福島県双葉地域)などでは、昔の水の流れの方向、斜交層理の傾きなども分かるのです。
三浦半島には斜交層理が見える初声層があります。
相模湾などはジャムスティック「なつしま」無人探査機「ハイパードルフィン」「深海6500」などによる物理的・化学的な海に関する総合調査が進められています。」
脳のリハビリくらいの軽い気持ちでの受講。知らないことを知るって楽しい。地球・太陽・宇宙の中で小さく生息しているわたし、《400万年前がつい最近って!》頭がくらくら・・・。
柴田先生六回にわたる授業ありがとうございました。(劣等生ですが「○○も山の賑わい」ってとこで勘弁して下さい)
「わたしの主な研究対象は地層調査です。地層調査はどんな方法で行われるかをお話したいと思いますが、言ってみれば地道な作業の積み重ねです。
クリノメーターは必携で、これによって地層の走行・傾斜の計測をします。それを地形図に記号を用いて記入していきます。地層の上下は級化層理(下から上に向って粒度が小さくなる構造)で判定します。自分の立ち位置を基点に地層面に平衡にクリノメーターを置きます。
走行は必ず北から図り、「N40°E」と書けば、北から40°東にずれているということです。
その際、傾斜方向と角度も、たとえば「北から50°西向き・傾斜37°北傾斜」というように記号で書き入れます。
級化層理というのは重い物から先に沈みますから(砂岩・礫岩・泥岩)ということが判定の基準になります。砕屑物・砕層岩は、粒の粗いものはシルトといい、細かい物は粘土と呼びます。
地層は水の中で出来ますが、火山の噴火による火山灰によっても出来ます。
なおこれらをまとめたものがルートマップであり、地層の走行・傾斜や岩層などが記号によって判明します。地層の垂直的な重なりを柱として図示したものを地質柱状図といいます。このことにより、例えば古代三紀石城層〔福島県双葉地域)などでは、昔の水の流れの方向、斜交層理の傾きなども分かるのです。
三浦半島には斜交層理が見える初声層があります。
相模湾などはジャムスティック「なつしま」無人探査機「ハイパードルフィン」「深海6500」などによる物理的・化学的な海に関する総合調査が進められています。」
脳のリハビリくらいの軽い気持ちでの受講。知らないことを知るって楽しい。地球・太陽・宇宙の中で小さく生息しているわたし、《400万年前がつい最近って!》頭がくらくら・・・。
柴田先生六回にわたる授業ありがとうございました。(劣等生ですが「○○も山の賑わい」ってとこで勘弁して下さい)