「三浦半島の昆虫相の変化」
◎広域分布種・準広域分布種・局地的分布種・局地的健在種(浅黄マダラ/猿島)・少数健在種(ミヤマカラスアゲハ/大楠山)
*過去の何らかの原因による減少から回復した種。(クロコマチョウ・ツマグロヒョウモン・ナガサキアゲハ・ムラサキシジミ(カラタチ・夏みかん系の樹)
*増加の原因は不明な種。テンガチョウ(えのき)
*減少した種。ミドリシジミ(ハンの木・湿地)
*現象の原因が不明な種。
*減少し近年記録がない種。ウラギンシジミ
これらは35年前からの記録ですから、それ以前に絶滅していたと考えられる種もあります。
*温暖化による北上種。ナガサキアゲハ
◎偶産・生息域でない場所で見つかること。
*人間活動が影響しているケース(外来種)
*分散や迷蝶
*単発的に記録された種。クジャクチョウ
*一時的に発生した種。カバマダラ(佐島の丘/風船トウワタ)
*外来種。侵入において人間活動の関与が明らかな種。アカボシマダラ(エノキにつくが本来沖縄以南)
*侵入後まだ定着が確認されていない種。
*帰化植物や植栽植物にのみ依存して分布を広げている種。
*侵入後、定着された種。ムラサキツバメ
『昆虫誌から昆虫史へ』
原始的な昆虫(羽が生えていない)三浦半島では4000種。
「次回は高次分類(カテゴリ)を分けてお話します。」とのこと。
内舩先生、ありがとうございました。
(これからは昆虫を見たら写真に収めることを心がけたいな)と、思った授業でした。