続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

初雪。

2016-11-25 07:40:18 | 日常

 初雪…昭和36年以来の早い初雪だという。
 22年生まれのわたし、まるで覚えていないけど、(そうなんだ)という感慨。

 am10:10分ごろから吹雪、でも11時には霙になり氷雨・・・。
 少しの間だったけど、雪を満喫。

 以前、新聞に「子供のころは、日本中が大雪に閉ざされていたのだと思って我慢したけど、そうでないことが大人になって分かったときは愕然としました」という趣旨の投稿。

 雪の功罪・・・感動ばかりしていては申し訳ないかもしれない。


マグリット『火の時代』①

2016-11-25 07:00:42 | 美術ノート

 『火の時代』

 空と海との境も判別不能な景色の中、インディアンらしき男が手に火のような炎を発する玉を持っている。火らしきものは気体というより板状(個体)である。

 時代を特定できないが、『火の時代』だと称し、白い球に包まれた赤というより赤茶の炎状の形態が立ち上っている。男は原始人ではなく、インディアンであって頭部の羽根飾りは最低限の服飾をも意味する。

 要するに文明の起源は『火』によって始まったということかもしれない。
 原始地球、氷河が解け始め『水』が安定的に満ちた地上に、熱と光を出す現象としての『火』を人間が主体的に保存、使用することが出来るようになった時代への敬意である。
 赤い雲が浮かんでいるが、不吉の予兆とも、雲からの火(雷電光/自然発火)の暗示ともとれる不穏が隠れている。

 火は生活の糧としてのエネルギーであり、戦いのための武器であり、祈りの象徴でもある。
 その火を得た《知の目覚めである時代》の眺望であり、大きな変革の時としての『火の時代』だと思う。


(写真は新国立美術館『マグリット』展・図録より)


『銀河鉄道の夜』305。

2016-11-25 06:32:41 | 宮沢賢治

 そしてしばらく木のある町を通って大通りへ出てまたしばらく行きますとみちは十文字になってその右手の方、通りのはづれにさっきカンパネルラたちのあかりを流しに行った川へかゝった大きな橋のやぐらが夜のそらにぼんやり立ってゐました。


☆黙した帖(ノート)はTwo(二つ)ある。
 他意は二つを推しはかる。
 講(はなし)は自由に判(判断すると)弐(ふっつ)ある。
 幽(死者の世界)の法(仏の教え)は痛(心に痛みを感じる)。
 留まる講(はなし)は千(たくさん)ある。
 「諦(真理)こそ教(神仏のおしえ)也」は律である。


『城』2491。

2016-11-25 06:21:17 | カフカ覚書

「その人があなたのお気にいるとは、どうも信じかねますが、もしかしたら、その人の奥さんのほうは、あなたのお気に召すかもしれませんわ」と、アマーリアは言った。


☆その人を気に入るとは信じかねますが、ひょっとしたら自由のほうは気に入るかもしれません。