春の蛇ひとの目鼻はしづもりぬ
春の蛇、冬眠から目覚めた蛇である。待ち望んだ春への高揚感は、注意が必要な季節の到来への緊張感で抑えられている。
春の蛇はシュン・ジャと読んで、悛、邪。
ひとの目鼻(人目鼻)はジン・モク・ビと読んで、腎、目、備。
しづもりぬ(静)はジョウと読んで、常。
☆悛(あらためる)邪(や)。
腎(重要な)目(ねらい/観点)は備(あらかじめ用意してある)、常に。
春の蛇はシュン・ジャと読んで、峻、邪。
ひとの目鼻(人目鼻)はジン・モク・ビと読んで、尽、黙、微。
しづもりぬ(静)はジョウと読んで、状。
☆峻(厳しい)邪(か)。
尽きたことを黙っている。
微(衰えた)状(ありさま)である。