続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)丹田に。

2020-10-23 07:11:38 | 飯島晴子

   丹田に力を入れて浮いて来い

 本気になって精進せよ!という叱咤激励。

 丹田はタン・デンと読んで、胆、伝。
 力を入れてはリキ・ジュと読んで、力、需。
 浮いて来いはフ・ライと読んで、普、頼。
☆胆(本心)を伝えることに力(ちからを尽くす)。
 需(必要なのは)普く頼(他のものに頼ること)である。

 丹田はタン・デンと読んで、担、電。
 力を入れてはリキ・ジュと読んで、力、需。
 浮いて来いはフ・ライと読んで、怖、雷。
☆担う電(電気)は力(エネルギー)として需(必要)である。
 怖いのは雷である。


R.M『弁証法礼讃』②

2020-10-23 06:51:43 | 美術ノート

 言葉で表明し得ないことを、絵(偽空間)に置換して表明する試行。

 窓の中の室内ではなく、窓の中に窓を有した一戸の家が入っている。ならば、その家の窓には風景(世界)を所有している可能性もあるということである。空間の逆行?

 概念の破壊、《空間は収縮しない》という法則を否定している。あるいは《見ること》の懐疑だろうか。見えていることは全てではなく、脳裏との関連で見えている光景を立ちあがらせている。そこで錯視という現象を起こすのである。

 存在における不条理は絶対に無い、と信じるのは情報の集積からの答えである。この確信によって世界は安定して見えるが、この確信を否定するこの作品(『弁証法礼讃』)によって、逆に絶対を肯定し得る。つまり有り得ないことは絶対に無いのだという確信、大いなる肯定に辿りつくのではないか。


 写真は『マグリット』展・図録より


『注文の多い料理店』61.

2020-10-23 06:43:12 | 宮沢賢治

 そのときうしろからいきなり、
「わん、わん、ぐわあ。」といふ声がして、あの白熊のやうな犬が二疋、扉をつきやぶつて室の中に飛び込んできました。


☆西に博(大きく広がる)幽(死者の世界)を兼ねている。
 字の諸(もろもろ)に秘があり、質(内容)の註(意味を明らかにする)。
 比(並べてくらべる)個(一つ一つ)を。


『城』3523。

2020-10-23 06:26:14 | カフカ覚書

むろん、これは、賢明なやりかたでもあったのです。と言いますのは、だれかがそばへ近づくことを許してもらえると、彼女から前代未聞の好意をあたえられたことになるからです。しかし、わたしは、こういう手練手管がきらいでした。わたしは、だれにでも親切にし、すべてのお客さまが、これに親愛の態度でむくいてくださいました。


☆もちろん機敏ではありました。かつて誰かある人がこちらに近づいてきました。彼女から法外の許可をもらったのです。ペーピはこのような術を嫌いました。もとより役にたつことはありませんでした。誰にでも友情ある親密さで接していましたから。明らかに皆さん、この変化を喜んでくれました。