蝙蝠の時刻赤子の白づくめ
蝙蝠の時刻である夜に、白づくめの赤子(妖怪)が出たという景。
(黒・赤・白)のコントラストが、読解により《黒と白》に移行するという彩色の変化、抽象世界である。
蝙蝠はヘン・フクと読んで、遍、覆。
時刻はジ・コクと読んで、事、告。
赤子はセキ・シと読んで、析、旨。
白づくめ(白尽)はハク・ジンと読んで、吐く、尽。
☆遍(もれなく)覆(ひっくり返る)事を告げる。
析(分けることで事柄を明らかにする)旨(考え)であると吐く、尽(ことごとく)である。
蝙蝠はヘン・フクと読んで、篇、複。
時刻はジ・コクと読んで、辞、刻。
赤子はシャク・シと読んで、釈、詞。
白づくめ(白尽)はハク・ジンと読んで、迫、腎。
☆篇(文章)は複(二つ以上重なる)辞(言葉)を刻んでいる。
釈(意味を解き明かす)詞(言葉)に迫ることが腎(大切)である。