続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)桔梗。

2021-05-09 07:35:35 | 飯島晴子

   桔梗向ひあひ向ひあひ滅ぶ弟

※桔梗…桔梗紋、同じ家紋の者の争い。兄弟が激しく争った結果、弟の方が負けてしまった。史実か?単にお相撲か。

 桔梗はケツ・キョウと読んで、決、境。
 向ひあひ向ひあひ(向合向合)はコウ・ゴウ・コウ・カッと読んで、溝、毫、耕、恰。
 滅ぶ弟はメツ・テイと読んで、滅、程。
☆決めた堺(境界)の溝(みぞ)は毫(ごくわずか)である。
 耕せば、恰(あたかも)滅(なくなる)程である。

 桔梗はゲチ・コウと読んで、下知、高。
 向ひあひ向ひあひ(向合向合)はコウ・ゴウ・コウ・ゴウと読んで、行、号、抗、号。
 滅ぶ弟はメツ・テイと読んで、滅、態。
☆下知(指図する命令)を高(偉そうに)行ったが、号(合図/命令)に抗(手向かう/逆らう)号(叫び)に、滅(消える)態である。

 桔梗はキツ・キョウと読んで、詰、狂。
 向ひあい向ひあい(向合向合)はコウ・カッ・コウ・ゴウと読んで、考、拷、荒、傲。
 滅ぶ弟はメツ・テイと読んで、滅、定。
☆詰(責める)、狂(狂ったように激しい)考えで、拷(責めて苦痛を与える)荒(でたらめ)。
 傲(おごり高ぶる)と、やがて滅(亡びる)定めがある。


『飯島晴子』(私的解釈)竄入の。

2021-05-09 06:23:49 | 飯島晴子

   竄入のこの夏葱や塩でみがき

 竄入はザン・ジュと読んで、慚、需。
 この夏葱(此夏葱)はシ・カ・ソウと読んで、旨、嘉、操。
 塩でみがき(塩磨)はエン・マと読んで、婉、真。
☆慚(恥じること)を需(必要とする)旨(考え)は嘉(よいと認めてほめる)。
 操(心身を固く守る)婉(淑やかで美しい)真(まこと)がある。

 竄入はザン・ニュウと読んで、惨、乳。
 この夏葱(此夏葱)はシ・カ・ソウと読んで、私、苛、痩。
 塩でみがき(塩磨)はエン・マと読んで、掩、魔。
☆惨(みじめな)乳は私を苛(さいなむ)。
 痩せているので掩(覆い隠す)魔(不思議)がある。

 竄入はザン・ジュはと読んで、残、寿。
 この夏葱(此夏葱)はシ・カ・ソウと読んで、死、果、総。
 塩でみがき(塩磨)はエン・マと読んで、縁、真。
☆残る寿(命)には死の果(結果)がある。
 総て縁(えにし)の真(まこと)である。

※夏葱は固い、主に青い葉の部分を酢味噌にしたりするが、思いがけず紛れ込んだ夏葱は塩で揉み、食したということだと思う。