山川の口よせに乗るをとこへし
山川はサン・センと読んで、算、詮。
口よせに乗る(口寄乗)はコウ・キ・ジョウと読んで、講、企、剰。
をとこえし(男郎花)はダン・ロウ・カと読んで、談、浪、果。
☆算(見当をつけて)詮(明らかにする)。
講(はなし)の企(くわだて)は剰(多すぎて)、談(話)に浪(無駄な)果(結末)がある。
山川はサン・センと読んで、燦、船。
口よせに乗る(口寄乗)はコウ・キ・ジョウと読んで、航、帰、状。
をとこえし(男郎花)はダン・ロウ・カと読んで、弾、浪、佳。
☆燦(きらきら光る)船で航(水面を渡り)変える状(ありさま)は、弾(はじける)浪(なみ)が佳(美しい)。
山川はサン・センと読んで、散、千。
口よせに乗る(口寄乗)はコウ・キ・ジョウと読んで、考、記、常、
をとこえし(男郎花)はダン・ロウ・イと読んで、団、労、異。
☆散(バラバラにして)千(たくさん)の考えを記す。
常に団(丸く収める)労(ほねおり)は異(普通でないありさま)がある。