濛々と鯉の重なる黄帷子かな
濛々とはボウ・モウと読んで、某、妄。
鯉の重なるはリ・チョウと読んで、詈、調。
黄帷子はコウ・イ・シと読んで、荒、為、肆。
☆某(なにがし)は妄(節度がない)と、詈(ののしる)。
調べると荒(でたらめな)為(行い)の肆(勝手気まま)がある。
濛々とはボウ・ボウと読んで、謀、暴。
鯉の重なるはリ・チョウと読んで、裏、帳。
黄帷子はコウ・イ・シと読んで、考、依、詞。
☆謀(はかりごと)を暴(あばく/明らかにする)。
裏の帳(ノート)に考えを依(頼りにする)詞(言葉)がある。
濛々とはボウ・ボウと読んで、茫、昴。
鯉の重なるはリ・チョウと読んで、離、眺。
黄帷子はコウ・イ・シと読んで、光、威、視。
☆茫(ぼんやりしている)昴(すばる)の離(はなればなれ)、眺める光の威(厳か)を視(気をつけて視る)。(昴は六連星)
鯉の重なるはリ・チョウと読んで、裏、兆。
黄帷子はコウ・イ・シと読んで、候、縊、死。
☆濛々(はっきり分からないが)、裏(物事の内側)の兆候では、縊死(首をくくって死ぬ)ではなかったか。
※記帷子(キビラ)は、晒していない麻織物。