続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

M『青春の泉』

2022-03-14 07:35:47 | 美術ノート

   『青春の泉』

 燃える朱の空を背景にROSEAUという文字を刻んだ石碑、鳩(鷲)の頭部、羽を広げた形である。左右には馬の鈴(伝説、口伝、噂etc)と一枚の木の葉(葉脈は木の根であり、枝葉の広がりは薄い平面と化している)

 巨きな人間の軌跡のようでもある石碑は過去の遺物と化している。かつての物語を刻んだ巨石の意味は、すでに風化している時空かもしれない。

 人類の成した功績、考えるという術を有した世界は幻影だったろうか、海の砂の数、空の星の数をはるかに超えた未来に、なお残存するかもしれない人類の軌跡。
 茜の空、沈んで行ったであろう現在と思しき思考の欠片…懐かしさを秘めた人類の墓場でもある。

 写真は『マグリット』展・図録より


『飯島晴子』(私的解釈)紅梅を。

2022-03-14 06:47:56 | 飯島晴子

   紅梅をじつくりくぐる同行者

 紅梅をじつくりくぐる(紅梅潜)はコウ・バイ・センと読んで、梗、倍、遷。
 同行者はドウ・コウ・シャと読んで、道、講、卸。
☆梗(あらすじ)を倍(ふやし)、遷(移り変わる)道(物事のすじみち)がある。
 講(話)を卸す(新しいものや仕舞ってあったものを使う)。

 紅梅をじつくりくぐる(紅梅潜)はコウ・バイ・センと読んで、興、賠、千。
 同行者はドウ・コウ・シャと読んで、道、工、社。
☆興(盛んに)賠(欠損を補い)千(たくさん)の道を工(造る)社(会社)がある。

 紅梅をじつくりくぐる(紅梅潜)はコウ・バイ・センと読んで、洪、狽、船。
 同行者はドウ・コウ・シャと読んで、動、港、視野。
☆洪(大水、津波)に狽(慌てて)船を動かす港の視野(詩力の及ぶ範囲)がある。


吉川宏志(私的解釈)雨のあと。②

2022-03-14 06:04:07 | 吉川宏志

 雨のあと光の沈む路をゆくムラサキシキブの枝は斜めに

 雨のあと光の(雨後光)はウ・コウ・コウと読んで、芋、紅、黄。
 沈む路をゆく(沈路行)はチン・ロ・コウと読んで、朕、炉、巧。
 ムラサキシキブ(紫式部)はシ・シキ・ブと読んで、使、志気、無。
 枝は斜めにはシ・シャと読んで、私、炙。
☆芋には紅と黄がある。
 朕(わたくし)は炉(いろり)を巧(上手)に使う志気(やろうとする気持ち)が無く、私は炙る。

 雨のあと光の(雨後光)はウ・コウ・コウと読んで、迂、構、講。
 沈む路をゆく(沈路行)はチン・ロ・アンと読んで、陳、路、闇。
 ムラサキシキブ(紫式部)はシ・シキ・ブと読んで、試、式、舞。
 枝は斜めにはシ・シャと読んで、私、洒。
☆迂(遠回り)の構(仕掛け)がある講(はなし)である。
 陳(言葉を並べ)路(筋道)を闇(秘かに)試す式(きまり)を舞(励ます、奮い起こす)私は洒(さっぱりしていて拘らない)。

 雨のあと光の(雨後光)はウ・ゴ・コウと読んで、有、語、更。
 沈む路をゆく(沈路行)はチン・ロ・コウと読んで、珍、漏、講。
 ムラサキシキブ(紫式部)はシ・シキ・ブと読んで、視、式、部。
 枝は斜めにはシ・シャと読んで、詞、視野。
☆有(さらに)語を更(新しく入れ替える)のは珍しい。
 漏れる講(はなし)を視(気をつけてみる)式(やり方)は部(区分けした)詞(言葉)の視野にある。