続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『真空溶媒』⑤

2018-03-02 06:16:31 | 宮沢賢治

  ところがおれはあんまりステツキをふりすぎた
  こんなににはかに木がなくなつて
  眩ゆい芝生がいつぱいいつぱいひらけるのは
  さうとも 銀杏並木なら
  もう二哩もうしろになり
  野の緑青の縞のなかで
  あさの練兵をやつてゐる
  うらうら湧きあがる昧爽のよろこび
  氷ひばりも啼いている


☆黙っている幻(まぼろし)の試み
 照(あまねく光が当たる=平等)を吟ずる教(神仏のおしえ)
 蔽(おおわれた)寿(命)は普く理(物事の筋道、道理)也
 録(文字に書き記す)照(あっ招く光が当たる=平等)の講(話)を連ねて併(並べる)
 幽(死者の世界)は毎(そのたびに)総て表(現れる)と定めている


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