ところがおれはあんまりステツキをふりすぎた
こんなににはかに木がなくなつて
眩ゆい芝生がいつぱいいつぱいひらけるのは
さうとも 銀杏並木なら
もう二哩もうしろになり
野の緑青の縞のなかで
あさの練兵をやつてゐる
うらうら湧きあがる昧爽のよろこび
氷ひばりも啼いている
☆黙っている幻(まぼろし)の試み
照(あまねく光が当たる=平等)を吟ずる教(神仏のおしえ)
蔽(おおわれた)寿(命)は普く理(物事の筋道、道理)也
録(文字に書き記す)照(あっ招く光が当たる=平等)の講(話)を連ねて併(並べる)
幽(死者の世界)は毎(そのたびに)総て表(現れる)と定めている
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