続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『水仙月の四日』28。

2021-10-18 06:22:31 | 宮沢賢治

 丘の稜は、もうあつちもこつちも、みんな一度に、軋るやうに切るやうに鳴り出しました。地平線も町も、みんな暗い烟の向ふになつてしまひ、雪童子の白い影ばかり、ぼんやりまつすぐに立つてゐます。

 丘はキュウと読んで、救。
 稜はリョウと読んで、霊。
 軋るはgrate→great/偉大。
 切るhafinish/終わる。
 鳴り出しましたはring/円、輪。
 烟はエンと読んで、掩。
 白い影はハク・エイと読んで、魄、衛。

☆救いの霊はみんな偉大であり終わる(死)ように輪になりました。地平線も町(現世)はみんな暗く掩(隠れてしまい)、死の導師の魄の衛(守り)ばかり、ぼんやりまっすぐ立っています。


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