続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『国道の子供たち』7。

2021-06-22 06:11:43 | カフカ覚書

 それから小鳥の群が火花のように飛び立った、目でそのあとを追いながら、かれらが人息に高く高く上って行くのではなくて、ぼくが墜落していくような気がした、ぼくは網に難くしがみついて、心細さのあまりすこしブランコを揺りはじめた。


☆それから鳥が飛散し、輝いて見えたので後を追った。一呼吸で昇っていくのを見ていると、それは本当ではなく、わたしが落ちていくようだった。わたしは網を固くつかんで、不確かにブランコ(公平・公正)を揺らし始めた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿