続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)死んだやうに。

2022-01-18 07:26:59 | 飯島晴子

   死んだやうにダリヤがかくしてゐる少年

 かくしてゐる(隠居)はイン・キョと読んで、隠、居。
 少年はショウ・ネンと読んで、焼、燃。
☆死んだように決して漏らさず、ダリヤが隠している焼、燃(焼けるがごとき燃える思い)。

 死んだやうに(死様)はシ・ヨウと読んで、師、様。
 かくしてゐる(隠居)はイン・キョと読んで、韻、巨。
 少年はショウ・ネンと読んで、匠、然。
☆師の様(ありさま)は韻(風流)である。
 巨匠、然としている。

 死んだやうに(死様)はシ・ヨウと読んで、詞、要。
 かくしてゐる(隠居)はイン・キョと読んで、隠、拠。
 少年はショウ・ネンと読んで、肖、捻。
☆詞(ことば)は要である。
 隠(かくれた)拠(よりどころ)は、肖(似ているもの)を捻(ひねること)である。

 死んだやうに(死様)はシ・ヨウと読んで、止、揚。
 かくしてゐる(隠居)はイン・キョと読んで、引、虚。
 少年はショウ・ネンと読んで、象、念。
☆止揚(アウフヘーベン)が引(導くこと)は虚(実がない)。
 象(目に見えない形)の念(考え)である。

 死んだやうに(死様)はシ・ヨウと読んで。死、要。
 かくしてゐる(隠居)はイン・キョと読んで、因、去。
 少年はショウ・ネンと読んで、症、念。
☆死の要因を去(とりさり)症(病気の兆候)を念(深く考える)。

 死んだやうに(死様)はシ・ヨウと読んで、師、様。
 かくしてゐる(隠居)はイン・キョと読んで、隠、居。
 少年はショウ・ネンと読んで、正、念。
☆師の様(ありさま)は隠居であるが、正念(本気)である。


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