続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1949。

2015-04-27 06:14:05 | カフカ覚書
あのときは、お内儀さんの言うことがどれもそれほどあさましいものとおもわれ、わたしたちふたりの仲がどうなっているか、まるでわかってくれていないように感じられましたの。むしろ、あのひとの言ったことの正反対のほうが正しいような気がしました。わたしは、ふたりが最初の夜をすごしたあとのもの悲しい朝のことを思いだしました。


☆彼女がわたしに言った死は非常に痛々しいものでわたしには分からず、全く逆なほうが正しいと言うのです。わたしは、わたしたちの禁錮の死の小舟である殺害には反対の意思です。

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