続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1437。

2013-11-06 06:29:15 | カフカ覚書
こうして、Kは、この場所をあくまでも固守するただひとりの人間となって、いつまでも立ちつくした。これはひとつの勝利にはちがいなかったが、この勝利は、なんの喜びももたらさなかった。

 still・・・無言の、秘密の。
 場所/platz→plot/小説の筋。
 ~しなかった/keine→kahn/小舟。
 もたらす/machte→Macht/権力。
 喜び/freund→fremd/見知らぬ、なじみのない。

☆この筋書きを固守するひとりの人間となって無言で立ち尽くしていた。しかしながら先祖の勝利である小舟は、見知らぬ(なじみのない)権力であった。

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