七
自分と一所に小金井の堤を散歩した朋友は、今は判官になって地方に行ているが、自分の前号の文を読んで次の如くに書て送て来た。
七自分一所小金井堤散歩朋友今判官地方行自分前号文読次如送来
☆死地
侍の憤りが溢れている。諸の象(すがた)が混じり、異なる体(ありさま)。
斬/切り殺した武(さむらい)を褒めることは、幽(死者の世界)では禁(タブー)であり、犯したことを憾(残念に思う、恨んでいる)
痴/愚かで呆れる業(報いを受ける元になる行い)がある。
侍の憤りは全て傲(驕り、高ぶり)からの悶(もめごと)である。
匿/隠した字による叙(思うことを順序だてて述べる)の諸(もろもろ)は、双(二つ)が便りである。
自分と一所に小金井の堤を散歩した朋友は、今は判官になって地方に行ているが、自分の前号の文を読んで次の如くに書て送て来た。
七自分一所小金井堤散歩朋友今判官地方行自分前号文読次如送来
☆死地
侍の憤りが溢れている。諸の象(すがた)が混じり、異なる体(ありさま)。
斬/切り殺した武(さむらい)を褒めることは、幽(死者の世界)では禁(タブー)であり、犯したことを憾(残念に思う、恨んでいる)
痴/愚かで呆れる業(報いを受ける元になる行い)がある。
侍の憤りは全て傲(驕り、高ぶり)からの悶(もめごと)である。
匿/隠した字による叙(思うことを順序だてて述べる)の諸(もろもろ)は、双(二つ)が便りである。