続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

外出の意味。

2012-04-27 06:47:55 | 日常
 人が楽な方に傾くのは当然の結果かもしれない。

 今朝起きてから着替えようとして、オヤッと困惑したのは、着替える前から着替えていたことであった。つまり昨夜はそのまま布団に入りそのまま眠ってしまったらしい。

《着替えなくていいって、すごく楽チン》

 そうだ、お風呂に入らなかったので、着替えることを忘れてしまったのだ。

 いいなぁ、こういう生活。時間にロスがない。まぁ、このところ、人から見たら自堕落な生活だけど(自分から見てもさほど変わらない)。


 近ごろは顔も身体も洗わなくなっている。月に二三度外出時に化粧をする以外は、顔はお風呂で手にとったお湯ですすぐだけ。

 どんどんだらしなくお婆さん化している日常・・・まずいな・・・目も悪くなっているから自分の顔も正確に把握していない。生きているのに支障がなければOKという簡単な考え。


 しかも、運動嫌い。老化の条件は揃っている、加速する老化。

 とにかく外出の機会を作ることを心掛けなくては。

《本日は月イチの食事会》意味なく集まる四人、長々続くおしゃべり。(なんでこんな会に誘い込まれてしまったんだろう、後悔しきり・・・)でも、紅白粉はつけていく。(当然帰宅後は顔を洗う)

 いいかもしれない、行かなくては!(顔を洗えるもの・・・)

『風の又三郎』302。

2012-04-27 06:40:51 | 宮沢賢治
「それから?それから?」
「それがら屋根もとばさな」
「アアハハハ屋根は家のうちだい。どうだいまだあるかい。それから、それから?」
「それだがらうう、それだがらラムプも消さな」
「アハハハハハ、ラムプはあかしのうちだい。けれどそれだけかい。え、おい。それから?それからそれから。」

☆憶(思いをめぐらす)魂(精神)、臆(胸のうち)を混ぜている。
 化(形、性質を変えて別のものにする)照(光)である。

『城』804。

2012-04-27 06:09:18 | カフカ覚書
村長は、親切な、よくふとった、ひげをきれいに剃った男であったが、病気で、ひどい通風のために、ベットでKを迎えた。

 村長/Vorsteher→Vorstufe/入門(本当の死への)
 ふとった/dicker→decken/覆う。
 ひげをきれいに剃った/glattrasierter→glatt/滞りのない、rasieren/完全に破壊する。
 ベット/Bett→Wett/縁が切れている、無縁。
 迎える/empfleng→Empfehlung/助言。

☆入門(本当の死への)は平和的に覆われ、滞りなく完全に我々を破壊することで氏族が怒りに襲われたことは、Kには無縁な助言だった。

逆時計回り。

2012-04-26 06:23:35 | 日常
 今月の七宝焼きサークルは、焼き窯が壊れたため作業は中止、茶話会と化した。
「どうして壊れたのかしら?」
「壊れるところは一箇所しかないわね、スイッチを逆に廻したのよ、きっと。以前にもこんなことあったもの」
 メンバー一同大きく肯いた。

 この焼き窯はわたし達と、彼女たちのグループしか使用していない。

 その彼女と衣笠商店街でバッタリ。彼女は、開口一番「ごめん」と謝った。
「そうでしょ、そうだと思ったわ」と、わたしは笑った。
「だって、あなたたちは先生が窯を触るでしょ、でもわたし達は自分で・・・」
(うん、うん)と肯いたけど、あの窯を温めるため先ずスイッチを入れるのはわたしたちの仕事。窯のスイッチはその都度廻している。

「それでね、わたし達が壊したから、わたしたちの責任で直します」って言ったら、『これは公民館の備品だから修理はこちらで』って言うのよ」と彼女。

「いいのよ、大体あの窯がいけないわね。だって廻すといったら、普通時計回りでしょ、それが反対回りなんだもの。わたしだっていつも戸惑うわ。ストレスよね、あのスイッチ」
「ほんと、ごめんね」
「先生も高齢にもかかわらず、いつも綺麗にしてらっしゃるわよね」
(おっと、調子いいねぇ、前には、先生批判もちょっぴり聞いたことあるけど・・・まぁ、こんな場合はね)

 世界全体、回すといったら『時計回り』にしてくれないと混乱の本!逆時計回りは事故の本。

『風の又三郎』301。

2012-04-26 06:14:27 | 宮沢賢治
「それから樹折ったり転覆したりさな」
「それから、それからどうだい」
「家もぶっ壊さな」
「それからそれから、あとはどうだい」
「あかしも消さな、」
「それから、あとは?あとはどうだい。」
「笠もとばさな。」
「それから、うう電信ばしらも倒さな」

☆需(必要とする)説(話、物語)の典(根拠があって正しい)が、複/重なる(二つある)。
 化(形、性質を変えて別のものになる)の皆(すべて)の象(すがた)を流/広め、伝える真(まこと)の等(平等)。

『城』803。

2012-04-26 06:05:15 | カフカ覚書
 当地の役所にたいするKの見解は、まず村長のところで正しいことが裏書きされた。

 役所/Behorden→befallen/(悲しみなどが)襲う=死。
 村長/Vorsteher→Vorstufe/入門(本当の死への)。
 はなはだ/sehr→Seher/見る人、予言者。

☆当地(来世)での(悲しみなどが)襲うことにたいするKの見解は、まず入門(本当の死への)のところでの予言者の証明を見出すことだった。

顔見知りに過ぎないけれど。

2012-04-25 06:26:56 | 日常
 一歩外へ出ると何人かの知り合いに出会う。昨日の衣笠商店街での買い物では、六人と出会い四人と会話した。その中の一人○○さんは、未だにお互い名前も知らない仲。
 ほぼ同年令らしき彼女とは、衣笠城址バス停のベンチで何回か顔を合わせるうちに親しく話をするようになったというに過ぎないのだけれど、不意にどこかで出会う不思議な関係。

「母が高齢なものなので、毎日訪ねて様子を見に行っています。わたし、一人娘ですから他に見る者がいないのです」と言った。
「一人娘が一人息子のところへ嫁ぐ時には反対されました。押し切って結婚したのですから、こうして毎日通うのは当たり前なんです。主人の両親の介護もいたしましたけど、二人とも既に亡くなりましたので今度は実家の両親を見舞っているのです。母は94歳になりますがどこも悪いことはないんです、でも心配ですから。今日は美容室へ連れて行くつもり」と笑ったのは暑い夏の日。

 昨日の会話では
「父が亡くなったので、母は大分気落ちしているようなので心配です。別にどこといって悪いほどではないんですが、毎晩泊まっているので、家と実家を行ったり来たりの生活になりました。母はもう98歳ですから・・・心配です。」

 いつも身奇麗、化粧を欠かさないその人は温和で優しいお嬢さんタイプ。
「姑は厳しい人でした。でもわたしを一人前に教育してくれたのです、どこへ出ても恥ずかしくないようにと。料理から人とのお付き合いに到るまで・・・姑はわたしの欠点や愚痴をを決して他人に話すような人でなかったので信頼して姑の言うことは何でも守りました。」
 従順さが痛いほどに伝わってくる人・・・義父母、実父を看取り、今度はただ一人残された実母のために毎日寝泊りまでして寄り添っている彼女を見ていると、心から愛情の深さを感じずにはいられない。


 時々、不意に会う知人。
 彼女の中に育まれた愛情、その絆の深さは物語を読むのにも似ている。

『城』802。

2012-04-25 06:03:39 | カフカ覚書
つまるところ、少々軽はずみな行為をしようが、いくらか手を抜こうが、役所と関係している場合なら、別段たいしたトラブルにもならないが、その他の之場合は、非常な注意が必要で、一歩ごとに眼を四方八方にくばっていなくてはならないことになる。

 役所/Behorden→Befallen/(悲しみなどが)襲う。
 四方八方にくばる/Herublicken→herubringen/言いふらす、(何らかの方法で気を紛らわせて)過ごす。

☆つまるところ、先祖が軽はずみな行動をし、(悲しみなどが)襲うことに直接直面している場合、確実に意気消沈してしまう。その他の場合は、後に先祖の言いふらされたすべての面での処置として非常な用心が不可欠である。

少し悔しい。

2012-04-24 06:50:48 | 日常
 正子さんから電話があった。
「昨日はごめんなさい、わたし二階の喫茶室にいたの。その前の日までは、四階から出てはいけないことになっていたんだけど、あの日から解禁、病院内ならどこへでもと言われて、それで・・・本当に悪かったわ」

 二階・・・四階からエレベーターで一階に降りたんだもの、逢えないわけね。

「それで、KUさんもここへ寄ってくれる心積もりで追浜コミュニティセンターを出たのに・・・気付いたら、というか帰りはすっかり忘れちゃったらしいわ」と正子さんは笑った。

 そうか、みんな忘れるんだ。わたしだけじゃない!(強気)

 まるでメロドラマのようなすれ違い・・・。

 それにしても術後の経過は良好、一週間後の検査で問題がなければ退院との事。良かった・・。
 
「それで、痩せた?」
「痩せたの、十一キロも」と正子さん。
「・・・」
「でも、看護師さんが言うの『傷を治そうとするエネルギーって凄くたくさん使うから痩せる』って。たしかにここ少しで又体重が元に戻っていく感じがするわ」
「今の体重をキープできるといいわね」と、言いながらも・・・。

「痩せた?」「痩せない」「アハハハ」が定番の会話だったのに、少し悔しいわたし。