GEOさんではミステリー作品の新作の棚にあり
私はジャケット借りですから、”欲望の代償は、他人の運命。“なんてど真ん中の惹句に惹かれて
セットレンタルに組み込んんできたものの
見てるうちに、何度寝落ちしそうになったことか
ってのも”ザ・プレイス“というダイナーの奥の席に居座り続ける男
その男のところに老若男女さまざまな人間がひっきりなしに訪れて
このは男と会話するだけのワンシチュエーションの会話劇でした。
男の元にやって来るのは普通の人々、相談内容は
金を取り戻したい
子供のガンを消したい
夫の認知症を治したい
美人になりたい
神を感じたい
男の答えはそれぞれ
誰かを血が出るまで殴れ
強姦をしろ
町を爆破しろ
妊娠しろ
夫の認知症を治したい
美人になりたい
神を感じたい
男の答えはそれぞれ
誰かを血が出るまで殴れ
強姦をしろ
町を爆破しろ
妊娠しろ
って言うだけ
一つだけ子供を殺せって命じてるのに、他の男にはその子を四六日中守れ
って相反する命令を出していたりで
その後男にいちいち命ぜられた人間が状況報告にやってくる
誰もが命ぜられたことを実行できてない
それらは会話によって判明するわけで
ある意味何も動かないし、事件は画面上では何も起きない
って言うことで台詞は必然説明台詞になるものの
この男の素性は一切明かされず、何で人々はこのは男の元に言い寄ってくるのかさえ説明もないから
こっちは勝手に悪魔かなんかだと想像するけど
ってもこのダイナーのがウェイトレスがこのお横に興味を示して
なにかと話しかけてくるんですが、彼女は自らアンジェラって名乗るんですが
男は名乗らないし・・・
アンジェラってエンジェルですよね
悪魔って感じ取れるのは、修道女だったって女が神を感じたいっても言うのに対して
妊娠しろっても言っといて
他の男には犯せって命じていたりでして
でもこの二人結果愛し合ってしまうんですよね
で、ほんとうに妊娠してしまうという皮肉な結果も出るんですが
みんな命じられたことは果たせていないようで
微妙にこの相談者たちが収斂していくとこでプッツリと映画は終わる
なので、見る側に結末からなんかを全て委ねてきちゃうわけでして
なので、見る側に結末からなんかを全て委ねてきちゃうわけでして
こういうこっち側に結末委ねる映画は好きですが
これだけ動かない映画で、更には男の素性も明かさずに見てる側に委ねるのは・・・
しかしよくオチそうになるだけで、完オチしなかったなぁ
2017年製作、イタリア映画
パオロ・ジェノベーゼ監督作品
出演:ヴァレリオ・マスタンドレア、マルコ・ジャリーニ、アルバ・ロルヴァケル、ビットリア・プッチーニ、ロッコ・パパレオ、シルヴィオ・ムッチーノ、シルビア・ダミーコ、ヴィニーチョ・マルキオーニ、アレッサンドロ・ボルギ、サブリナ・フェリッリ