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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ミステリと言う勿れ

2024-03-13 05:05:29 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
タイトルには“劇場版”と断りは入っていませんが、フジテレビの月九ドラマで1クールOAされた菅田将暉主演のドラマのれっきとした劇場版作品です
ということで、一応TV連続ドラマの映画化ということと
劇場公開時にフジテレビの方でも映画の宣伝兼ねて2時間枠のドラマをOAしていた
「ミステリと言う勿れ特別編」の二次使用DVDも本編のDVDリリースに魁てリリースされてたものを
あんまTVドラマとして製作されたものは見ないのですが、予習っていうことをしないのですが一応キャラ設定とか人物相関くらいは知っておかねばと先に見てから臨みましたが
 
正直言って予習してなくても、ドラマ見てなくても、原作漫画を全く知らなくてもそれなりに映画として楽しめる作品には仕上がっていたとは思いますが
ホント未知でこの映画に臨んでも十二分に楽しめるように作られており
逆にエンドクレジットの中でのトリオ大隣警察署の部分はなくてもよかったような
これは月九あたりで第二シーズンやるからねって言う整ファンへの呼びかけであったのかなって思わされましたよ瑛太さんのシーン共にね
ってことで折角予習したものの瑛太さん演じる我路との相関関係が予習しても全く出てこなかったのが残念でしたが
 
ただまぁ主人公の整のあのウザったいほどの性格はちゃんとわかって見てるので
そこいらは大変面白く見てられたものの
まぁ広島の旧家の遺産相続にまつわる謎の出題を解き明かしていくはずが
過去の事故が事件であると言う顛末と、この旧家にまつわる忌まわしい因果関係をきっちりと解き明かしていく過程を楽しめればそれでいいと言うだけの作品
 
結論に行くまでにある意味ご都合主義の結果ありきで書かれた脚本通りに伏線が敷かれたり
今作では過去の事故が殺人事件だったこと以外に現在進行形で登場してくる人物の誰も死なないってとこがちょっと意外だったかな
そんなシノプシスに整の世間一般の誰も口を挟まないような常識論理みたいになってる部分に整の意見として常識論を覆す整ですが、彼の持つ独特の世界観が的を射た論評になってるとこもあったりするものの
 
ストーリー自体は複雑に見えるもののその実あまりにも単純だったりと底の浅いプロットであるために
映画ではなくあくまでもシリーズ枠の中でSPとして2時間ドラマでしたって言って仕舞えばそれで済むかと言う感じは否めない作りだったかな
でもまぁそれなりに楽しめる作品ではありましたし
TVドラマ見ない私でも特異なマフラーにダッフルコートでモジャモジャ頭の菅田将暉の絵はどこかに記憶の端に残っているということで
それなりにインパクトはあったようですね
でももし月九枠で第二シーズンが始まったとしても見ないだろうな
 
2023年製作、日本映画、フジテレビジョン製作、東宝配給
松山博昭監督作品
出演:菅田将暉、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美、滝藤賢一、でんでん、野間口徹、松坂慶子、松嶋菜々子、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太、角野卓造、段田安則、柴咲コウ

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