この作品今月の一本ではあるのですが、実は9月にアルバトロスからBBBという会社が谷崎潤一郎の『卍』と『痴人の愛』という文学作品を男女逆転させて
今流行りの女性受けを狙ってなんでしょうか「卍リバース」と「痴人の愛リバース」という映画を製作したものの二次会仕様のDVDをリリースしており、さらに10月には
同じくBBBが田山花袋の私小説『蒲団』を原案として新たな現代解釈で「蒲団」という作品を製作してのDVDをリリースしたものの最終作品となるのかな
で11月のDVDリリースには永井荷風の『つゆのあとさき』を原案にして作られたこの映画ですので、この4作品は一応見たいとは思っているのですがどうもBLって言ういうのはある意味苦手でして谷崎作品は敬遠して「蒲団」とこの作品は見ることにしました。
まぁ田山花袋も谷崎の作品も過去には散々映画化やOV化されているのですが
この永井荷風の作品は初映像化のようですよね
原作は当時のカフェだったかの女給さんが女性の地位の低い時代にもかかわらず自由奔放に己の意思の赴くままに男性遍歴を重ねると言った花街での自分の遍歴を小説化してきた荷風ですからねぇ
この作品も現代風にアレンジされてるもののいわゆるフーゾク嬢のヒロインの生き方を描いている作品でしたねぇ
まぁそれに今時の人の必須アイテムであるスマホをこれまた自在に活用しておるんですが
いわゆるちょっとラインでのやりとりが見辛かったりするという難点はあったものの
都会に一人で生きてく女性の孤独感と、人との繋がりに関してもスマホでのは会話だったり
フウゾク嬢っていう関係性から自分隠しっていう、いわゆるネットでの匿名性と言ったものが実生活でも生きてて
同じ風俗で働く気の許したように見える同士でもお互いの本名や本当の自分っていうものを見せんし
お客になる男性もちょっとは寝物語に自分をさらけ出すもののそれは愚痴でしかなくみんな自分を隠して都会の喧騒の中で孤独に生を営んでるって言った感じでジャケットも作られているような・・・
そんなちょっととっつきにくい作品でもあったのかな
そんなちょっととっつきにくい作品でもあったのかな
実際に新宿とか渋谷だロケしてるんですが、新宿は歌舞伎町を含めてほぼ庭みたいな街ですからロケ地はほとんど知ってる時でしたが
渋谷はこの大開発っていうのもあってほとんど行かないからロケ地は全く知らなかった
切り口の違う記事はコチラ
2024年製作、日本映画、BBB作品
山嵜晋平監督作品
出演:高橋ユキノ、西野凪沙、吉田伶香、渋江譲二、守屋文雄、松㟢翔平、テイ龍進、前野朋哉
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