ピカンテサーカスと言う会社から、日活レア作品を月1本の割合でリリースしてくれており、今月は渡辺美佐子さんが主演されてるこの作品
まぁアマプラでも見られるようですが、名画座での特集上映とかにはかかるようですが
って言うことで1964年の日活作品ですが
それなりに面白かったし、藤村有弘さんがシリアスな役所でご出演されてるのがなんとも
個人的には藤村有弘さんと言ったら変な日本語だかなんだかわかんない言語を操るキャラクターしか映画で見てきてないから
シリアスな役で終始する映画は初めてだと思う
極々普通のリーマン藤村有弘演じる坂崎は子どもの養育費と会社の金を競輪ですって途方にくれていたところ、渡辺美佐子演じる妙子という謎の女に翌日にまた“飯田という選手に賭けろ”と言われて
翌日言われる通りにしたらレースは万券で前日の借金を一気に取り戻し
翌日言われる通りにしたらレースは万券で前日の借金を一気に取り戻し
二度と競輪はやるまいと誓うものの、ヤクザの姐さんらしい妙子の妖しい魅力が気になり彼女を追いかけると
妙子と競輪選手の川地民夫演じる飯田とは肉体関係があり組長の子飼いの八百長要員の飯田と肉体関係を続けるために妙子は警察に組長を売っていた
そんな飯田にはさらに組長の結城美栄子演じる姪っ子とも関係を持ち始めていて、競輪選手をやめて結婚しようと誘われていた
そんな三角関係を知っても妙子の魅力に取り憑かれた坂崎は、飯田の出るレースに全国どこへでも顔を出す妙子の後を追って大阪、名古屋、静岡と競輪場に足を運びます
“レースに賭けるのではなく人にかけるんだ”って言う妙子とも関係を持った坂崎でしたが
妙子はスリルを味わって普通に生きていけない女になっていたようで
そんな妙子の破滅というか自滅してしていく人生を描いた作品
前半はミステリアスで妖艶さを醸している渡辺美佐子さん、
後半ではその妖艶さにさらに狂気が宿っていく様がすごい
藤村有弘さんは常にシリアスな演技でしてこんな藤村さんの演技を見たのは初めて
そうなんですかこの時代ガスレンジは自動点火じゃないんですね
まずはガスを出してからマッチで着火させていたんですね
いつから自動になったんだろうって、マッチはタバコだけでなくこの時代は生活必需品だったんですね
今じゃもう家庭では仏壇の蝋燭にも使わなくなってて消えていったようで
今どこで買えるんだって言うより作ってる会社自体ないんじゃなかろうか
1964年製作、日本映画、日活作品
前田満州夫監督作品
出演:渡辺美佐子、川地民夫、藤村有弘、二本柳寛、結城美栄子、上月左知子、上野山功一、須田喜久代、雪丘恵介、玉井謙介、志方稔、平塚仁郎、千代田弘、高緒弘志、岩手征四郎、小野武雄
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます