勝手にブログ企画した<韓国映画祭り>の二日目は
やはり私が一応好物としているガーリーアクションっぽいこの作品
新宿のミニシアターシネマカリテの恒例企画興業<カリコレ2023>で上映された一本
もちろん映画の情報なぞは一切入れてないですから、ガーリーアクションだって勝手に思い込んでヒロインが耐えに耐えてついにクライマックスで悪人をブルドーザーでばったばったと薙ぎ倒すようなアクション作品だって思っていたら
違っていた(イヤ確かにブルドーザーで建物は壊しますがね)
結構まじめな社会派な作品となっており、ジャケットの惹句にあるように映画のテーマはいわゆる韓国社会に蔓延る格差、不正、虚偽の不条理に完膚なきまでに叩きのめされた少女っても19歳ではあるんですが
自身のやるせない気持ちをブルドーザーで彼女なりに社会に抗おうとするお話でしたが
一人の庶民である少女に一体何ができるというのかが裏テーマだったかな
ある意味ブルドーザーが動いてもカタルシスのない作品でモヤモヤ感は多少残るけど
一応、実際に韓国で起きた事件をモチーフにした作品だったんだけど、そこは韓国映画ですから
イヤなヤツは徹底的にイヤなヤツに、悪いヤツは外面は善人風で実は極悪人に描ききって彼らがそこまでやるかというとこまで行動させて、ヒロインには二進も三進もいかないとこまで追い込んでいくシノプシスは実に陰湿である意味小気味いいとこがやっぱ韓国映画の真骨頂ですよね
こう言う徹底さが韓国映画の面白さで私自身が韓国映画にハマった理由でもあるわけで
その格差社会への怒りを韓国の映画でなければシンプルなヒューマンドラマにするんだろうけども
その格差社会への怒りを韓国の映画でなければシンプルなヒューマンドラマにするんだろうけども
この映画は最後の最後まで絶対的に救いのない作品に仕上げてきたなぁって思ったらまさかのハッピーエンドで終わらせてくるとはねぇ
一応伏線はあったんですがねここに持ってくるとはねぇ
ヒロインは美人ではないものの見てるうちに彼女の魅力に魅了されてくるから不思議ですよね
ヒロインは美人ではないものの見てるうちに彼女の魅力に魅了されてくるから不思議ですよね
2022製作、韓国映画(日本公開作品)
パク・イウン脚本・監督作品
出演:キム・ヘユン、パク・ヒョックォン、イェソン、オ・マンソク
本当は韓国映画「ビニールハウス」を借りたかったのですが、借りに行った時間帯が悪かったのか貸出となっていたので、まだ観ていないこれを鑑賞しました。
ジャケット写真やタイトルからして、私もブルドーザーで悪をけちょんけちょんにするアクション映画だと勘違い。
社会派ドラマでありましたけど、少女の怒りが蓄積されていく過程が実に上手く描かれているなと思いました。
どん底まで落ちて終わるのかと思いましたが、ラストで救いの光が差し込むのは意外でした。
私もうブルトーザーだまぁ壊しまくる映画だと思ったら
結構社会問題を表に出しておきながらも、ある意味韓国映画らしからぬ突き放したエンディングではなかったのが意外でした。
もっとブルトーザーで暴れまくってほしかった。