もう6月も終わろうとしていますねぇってことで日本映画専門チャンネルでの企画でプログラム“おとなの桃色シネマ白書”これを片付けておかないと上半期も終わらないってことで・・・
今月のまずは1本目は田尻裕司監督の「姉妹OL 抱きしめたい」という作品
なんとピンク女優さんの草分け的な存在である乱孝寿さんがピンク映画の不文律である3人目の裸見せる女優さんだったのね
っていうことらしい
らしいっていうのはOAではこの作品の肝ともなる熟年夫婦のセックスシーンが今作でのOAでは全面カットされてたようなんですね
っていうことでタイトルにもあるように出会い系チャットでその日の夜の相手を探す姉(金井悦子)、脱サラして農業をしたいという夫を持つキャリアOLの妹(中川真緒)、
更に熟年でアル中で夫を捨てて家出してしまうこの姉妹の母(乱孝寿)
そんな3人の女たちに翻弄される男たちの姿を描きつつ
ある意味壊れてしまった家族のそれぞれの再生を描いた作品だったのね
ってことで脚本を書いたのは西田直子さん
実にリアルな感性で描かれたある意味ピンク映画って形で作られてるけども女性映画として見てられる作品で
濡れ場も女性が日頃抱えている問題や悩みとしての必然
さらにさらに彼女たちの再生としての姿を描くために必要不可欠な要素であるため
こう言った作品はピンクだからこそできたっていう逆説的な作品でもあるんでしょうね
そう言った意味でも乱孝行寿さんの濡れ場がカットされてるのは映画としては未完成として中途半端な終わり方でしかなく
この作品の本質から外れてしまったような気がするけども・・・
DVDが過去に発売されてるようなのでいつか見つけられたらちゃんとした作品として見てみたい
DVDが過去に発売されてるようなのでいつか見つけられたらちゃんとした作品として見てみたい
切り口の違う記事はコチラ
2001年製作、日本ピンク映画、国映作品
西田直子脚本、田尻裕司監督作品
出演:金井悦子、中川真緒、乱孝寿、野村貴裕、松原正隆、伊藤猛、佐藤幹雄、伊賀哲也、足立建夫
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