相模原市南区下磯部地区のほぼ中央に下磯部の鎮守「磯部御嶽神社」は鎮座している。創建(伝)は延文元年(日本の南北朝時代の元号で1356~1360年)以前。祭神は天児屋根命。日本神話で「天照大神」を天の岩屋から出すために祝詞をあげられた神様である。付近一帯には「堀の内」、「大門」、「二重堀」などの地名ありかつてこの辺りには「磯部城」があったと推察される。室町時代(1477)、上野国(今の群馬県)の長尾景春と関東地方を治めていた山内上杉定顕が戦った時「磯部城」は景春を味方にしたが、厚木の「溝呂木城」と共に滅ぼされた。石造りの「鳥居」を抜けると赤いトタン屋根風の「拝殿」、拝殿の左側奥に境内社の「堀の内稲荷大明神」の小さな祠がある。(2410)
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