昔の記事にも書いた記憶があるが、JR嵯峨嵐山駅に隣接した嵯峨野観光鉄道・19世紀ホール。
以前は屋外にD51 51号機(一次型ナメクジ)が静態保存されていたのだが、いつの間にか撤去されていた。
C56 98号機。 最後は浜田機関区で木次線の運用に就いていたのだろうか。
若鷹号。 ドイツ・コッペル社製の国鉄鷹取工場での実習用機関車。 大正10年製。
C58 48号機。 最後は釧路機関区。 北海道仕様なのでデフレクター先端が切り詰めてある。 デッキに雪が溜まるのを防ぐためらしい。
D51 603号機。 煙室部分のみ。 こちらも北海道仕様の切り詰めデフ。
最後は滝川機関区だが、追分機関区で火災に遭い後半分を焼失。 残存部のみを保存してあった由。
煙管ボイラーの断面が良く観察できる。(二級ボイラー技士になりたてのおっさんの蘊蓄)
太いボイラーには水が満たされている。 下の細い管が小煙管、中央の太い管が大煙管で、火室からの高温燃焼ガスが通り、煙突から出ていく。
加熱された水は飽和蒸気となり、大煙管の中を通っている4本の細い過熱管を通ってさらに加熱され、過熱蒸気となる。
過熱蒸気はボイラー上の蒸気溜めで1.6MPaに調圧され、シリンダーに送られる。
西隣の保津峡駅から嵯峨野トロッコ列車を撮影。 秋の観光シーズンたけなわで、外国人旅行者で京都は飽和状態である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます