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のほほん書斎(日高茂和)

長崎県美術館のテーマ曲

出島の近くにある、長崎県美術館には、オープンの時以来テーマ曲がある。

作曲、演奏ともに小国雅香(もとか)さんである。

小国雅香さんは、長崎出身で東京生活を経て長崎に帰ってきて、プロのジャズミュージシャン&作曲家、音楽教師として活躍している優れた音楽家である。

美術館のテーマ曲は、タイトルが「Museum Suite」“美術館組曲”だ。

ジャズの世界で組曲といえばあの偉大なデューク・エリントンが多くの作品を残しているのが良く知られている。

「女王組曲」「ニューオリンズ組曲」「極東組曲」などなど。

ちなみに「極東組曲」の最終章は「アドリブ オン ニッポン」というタイトルが冠され、日本の印象が語られていて、まったく愛すべき公爵様である。

小国さんの「Museum Suite」は7曲で構成されており、館の主要コレクションであるスペイン絵画の‘須磨コレクション’からのインスピレーションを受けて創作されたというイメージを感じる。

館のコンセプトとしても、長崎が中世のころに、特にスペインと交流していた歴史をふまえ、スペインのものの収集に力を入れるという方針があるようなので、館のテーマ曲として実にマッチしていると思う。


このCDは美術館のミュージアムショップや、長崎駅前のバスセンターのビルでも販売されている。

コメント一覧

のほほん
エアチェック盤
dukeさん。北の街からありがとうございます。
エアチェック盤なんていう、今でいえば知的所有権問題にひっかかりそうなものもありますが、音楽というものの芸術が、録音物として記録されて伝播してゆく性質を物語ってますね。
duke
レコード芸術
http://blog.goo.ne.jp/duke-adlib-note/
のほほんさん、こんにちは。



「ジャズと呼吸する美術館」とは、いいネーミングですね。一度は行ってみたい美術館です。



エリントンがSP時代、3分間芸術を確立し、LP時代に入ってからは、録音時間を最大限利用した組曲に挑みました。熱いライブを聴くとジャズは生に限ると思うこともありますが、一連のエリントンの組曲に接すると、レコードだから味わえる特別なものがあるように思います。CD時代の今では死語になりつつある「レコード芸術」を大切にしたいものです。
のほほん
ジャズはよかです
深みにはまって、早や二十五年くらい・・・

多分一生聴くと思う。

好きなことを好き続けていると、奇跡も起こったりして・・・
絵月夜
ジャズは落ち着きますね
二つも願いが叶っていいですね♪

私も何か願いが叶わないかなぁーーー。

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