これは決しておすすめできることではありませんから、読み飛ばしてくだい。
私は中学生のときのバスケットボールの東京都下100校ほどの大会の準決勝で、180センチを超える長身のセンターのいるチームと戦ったとき、圧倒的不利、劣勢を打開するために、瞬間的に奇策を思いつきました。その長身センターとマットアップして、彼がボールをつかんで自分の顔のあたりにあげた瞬間、私は右手でボールチェックするフリをして、彼の横面を思い切り平手ではたいてしまったのです。もちろんファールですが、ボールと間違ってはたいてしまったという景色に見せることができたので、退場処分などにはならずにすみました。その結果、長身センターは、私に殴りかからんばかりに怒りまくりました。そしてその怒りは試合終了まで鎮まることはなく、彼はその後、シュートがまったく入らなくなり、私たちは大番狂わせの勝利を手にすることができたのでした。
シュートは、技術ですが、やはり心の安らぎがなければ、手元が狂うようです。
強敵にぶつかったときは、相手の心を乱すことが、一つの勝利に結びつきます。どうしたら心を乱せるか。それはその都度考え工夫しなければならないでしょう。相手のポイントゲッターを徹底的にマークするとか…。ただし、決して顔をたたいてはいけません。