海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

LCC中国便がほぼ復活

2024-02-15 | 写真日記

春節が始まって4日目の日付が変わる頃はド激しい(上海郊外)

 

あと数日で春節が明けるが地方の工場は春節休みがさらに続くので、LEDのトラブル処理は月末になりそう。私が住む郊外の街は人が激減し、普段行く飲食店もほとんど休みなので毎日が自炊生活。アパートの更新手続きがなければ、まだ日本に滞在出来たんだけどね。

日本では中国からの個人旅行者が増えていると日本のTVニュースが報じているようだが、根強い日本のファンは多いので、今後も個人旅行者はさらに増えるだろう。LCCの春秋航空のサイトを見ると、以前はよく乗った上海ー佐賀線はすでに復航しているし、今は上海ー福岡線もある。岡山の実家に戻る際によく利用した上海ー高松線は4月2日から再開のようで、今チケットを取ると激安価格。この便は朝一の便なので高松には昼頃に到着するが、私がこれに乗るには上海の空港近くに前泊しなければならない不便さがあるけどね。中国と日本は現在もビザが必要だが、これが撤廃され以前のように行き来が楽になる日は近いと思っているが、はたして日本からの観光客が中国に戻ってくるかどうかはわからない。

現在日本からの中国便LCCはピーチやジェットスターもあるが、日本の地方からの中国便は春秋航空が一番便利。LCCの良さは料金の安さと片道のみ購入出来る事。料金は3種類ありそれぞれ日々変わるが、閑散期狙いと早めの予約で日本の国内線料金以下でチケットが取れる事もある。座席はやや狭いが3時間ほどであればまったく問題ない。また、荷物の重量制限(オーバーウェイト1kg約3000円)があるが、私の場合はスーツケースやカメラ機材があるので、結局三種類の料金で一番料金の高いクラスが一番割安になる事もある。春秋航空の日本発着地は現在、千歳・成田・羽田・名古屋・関空・高松・福岡・佐賀だが、毎日飛んでいる訳ではなく以前飛んでいた茨城が消滅した。

春秋航空が、地方の佐賀と高松を発着地に選んでいるのは理由がある。上海から佐賀は約一時間ちょっとの飛行時間でとても近い。そして、長崎や福岡にも近く地元佐賀の自然や温泉が楽しめ海の幸も豊富。上海からの旅行客は、人の多過ぎる日常から逃れるために中国語が聞こえて来ない静かで自然が豊富な地方で過ごすのが旅の目的の一つ。私の元女性アシスタントは、佐賀県の唐津が気に入り住みたいとまで言っていたほど。

私が以前よく利用していた上海ー高松は、高松からJRに乗り一時間ほどかけて瀬戸大橋を渡り岡山方面へ行け関西にも近い。高松からJRで愛媛へ向かいフェリーで別府へ行けたり、徳島からはフェリーで和歌山へ行け関西方面にも行けるアクセスの良い中継地なのだ。また、直島へ向かう人達が高松を選ぶ理由は、岡山の宇野港より時間がかかるが瀬戸内の島々を眺めながら船旅を楽しみたいのと、高松の方が宿が圧倒的に多く飲食が楽しめる店が多過ぎるからだ。そして、高松空港からはLCCで成田へも行けるので高松はとても便利なハブ空港なのだ。コロナ前の事だが、高松の瓦町の居酒屋で私の隣に座った上海人女性は一人旅で、フジロックに三日間通しで通い岡山から高松に移動し、明日は直島へ行くと言っていた。酒が呑めない彼女がオーダーしたのは、瀬戸内産がメインの刺身定食と追加でマグロ刺し。上海の会社員は、有給休暇は完全に消化する人がほとんどなので、海外旅行は最低でも1週間以上は旅するのが当たり前。大きな会社では、一年に一度は旅行手当が出る会社もあるからね。(私の知り合いは、年間8万円もらっていたが使わないと無駄になる)

☆海外から日本に来るリピーターが増えるのは間違いないが、今後は誰も行った事が無い日本の地方を探すんだよブームが起きるだろうね。それをSNSにアップし自慢するのも目的の一つ。

☆過去2005年に反日デモがあったが、その年から翌年にかけて日本からの観光客が激減。その後、北京オリンピックと上海万博があり右肩上がりに日本からの観光客は増え絶頂期を迎えた。そして、2012年の反日デモで、再び激減。その後、大気汚染と新型コロナ。この先どうなるのか、読めないのが中国。

 


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