自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『クロニクル 千古の闇』 ミシェル・ペイヴァー

2010-04-24 07:12:43 | 児童文学
最近読む本が、長編が多くて、この『クロニクル 千古の闇』は全6巻のハードカヴァー。


読み終わりました。

タイトルよりも、ボクは、この表紙を飾っている酒井駒子さんの絵に魅力を感じて読み始めることにしました。


物語の背景は紀元前6000年の北ヨーロッパ。


森や、湖、山や川、そして氷河。


大自然を描きだす、この作家のミシェル・ペイヴァーさんの世界が好きでした。



8歳の少年トラク。

彼の父親が死んでしまうところから物語が始まります。


トラクは数ある士族の中のオオカミ族の子ども。

父を失い、その父に言い遺された大事な使命をたったひとりで成し遂げていくのです。



父親の死にかかわる、その大事な使命に子どものオオカミが加わり、さらにはワタリガラス、森の動物や木々のイキイキした世界が描かれていくのです。


以前にも、『エイラ~地上の旅人』について書いたことがありますが、描かれている紀元前の世界そのものが、現代のボクたちにとって「ファンタジーの世界」そのものです。


史実に基づいて、かなり詳しく取材されているようです。


少年トラクの成長の物語であると同時に、ボク自身ができえない森の生活はとても魅力的でした。

さて、次は何を読もうか。
ボクのデスクには、読みたい本が山積みです。

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