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最近読んだ本の中では、一番面白いというか 興味を持って読んでいます。
「日本人の9割が知らない遺伝の真実」安藤寿康著
遺伝と環境は、両方が相互作用して人が育っていくんだな~とずっと思っていましたが
この本は、エビデンスに基づいていて面白いです。
例えばですが
IQは、70%以上 学力は50~60%の遺伝率
生まれた時点で与えられた子供自身にはどうする事も出来ない手札があり、
残りは、主に環境
家族であったり親、先生などのいわゆる子供をとりまく環境だとしたら
それも子供自身ではどうする事もできないのです。
それを、ただただ「頑張りなさい」というのは
科学的に見て不条理な状況であると筆者は言われています。
植物は種が落ちた所で精一杯育つだけだ、と以前 書きましたが
子供も小さい頃は同じですね。
ただ人間は動けるので 大きくなったら自分で自分の生きる環境を変えていく事ができると思います。
そして、社会はIQが高かったり、学力が高い人だけを必要としていないんですね。
いろいろな才能を発揮して成り立っているのが社会です。
その才能を見つけて行くのが教育なのかもしれませんが。
(私は何の才能もなく70数年も生きて来たのですけど)
で、今までの遺伝的要素に含まれていないのが、いわゆる「デジタル脳」
デジタル脳と遺伝(DNA)の関係というのも面白いです。
遺伝は、知能ばかりでなく性格などの心理面にも影響があり
ほぼほぼ50%位は、影響しているとみられているようです。
(何らかの加減で DNA情報ミスというのもあり、異なってしまう事もあるそうですが・・・)
同じ親から生まれ、同じような環境で育った兄弟でも全く違う、という事もありますし・・・
ただ表面的には違っても、奥底にある何か(何%)は同じかもしれない・・・と思ったりします。
先祖代々引き継がれて来たものだって思ったら、
「ヒト」って不思議だな~って思います。
ここには書きませんが、遺伝と収入という事もとても面白いです。
では、良いお天気になって来たのでお出かけします。