世田谷美術館で、『祈り・藤原新也』展。写真、絵画、言葉、どこを切り取っても生と死が横溢してる。繊細にして骨太。足早に通り過ぎることができるような作品などない。藤原氏がなぜこの写真を撮ろうと思ったのか、レンズ越しに何を見ているのか、想像を逞しくしながら感受する。このように、作品の発する熱量にしっかりと向き合おうとすると、こちらにも精神力や経験値が求められる。じっと見入ってると、写真の中の人物や動物や景色が揺らぎ、ざわつき始める。あるいは、写真に写る世界の中に吸い込まれそうな感覚に何度も襲われる。|「ちょっと重たすぎる。私はもっとポップなのがいいなぁ。」いやいや、スマホに毎日時間を吸い盗られすぎて、生も死も薄っぺらくしてるだけちゃいますのん、と思ったがすぐ搔き消した。年齢を重ねれば着いていけるようになるはずだから。|BGB:『メメント・モリ〜死を想え』(ゆびさし、1983年)|因みに、Rain Tree Crow、David Sylvianのジャケットに使用された写真ならびに原画にも目が釘付けになる。CDとは全然違って見えた。|
最新の画像[もっと見る]
- Urayasu-605 13時間前
- Ueno-3 3日前
- Urayasu-604 1週間前
- Ota-176 2週間前
- Kokubunji-4 1ヶ月前
- Ota-174 1ヶ月前
- Urayasu-601 1ヶ月前
- Miyazaki-3 1ヶ月前
- Urayasu-600 2ヶ月前
- Katsuura-12 2ヶ月前